台湾の南側に位置する鳥来区では、観光用のトロッコ(烏來觀光台車)が運航されております。
今回、実際に乗車してまいりましたので、乗車場所への行き方と乗り方を紹介させていただきます。
因みに台北市内から鳥来地区への行き方は別記事でまとめてあります。そちらを参照ください。
鳥来 トロッコ列車について
鳥来トロッコ列車は、鳥来老街から鳥来瀑布(滝)の1.6kmを10分掛けて結ぶ観光列車です。正式名称は「烏來觀光台車」、英名では「ウーライトロリー」と言います。
トロッコの歴史は古く、日本統治時代まで遡ります。鳥来地区は豊富な木材の産地として着目され、そのときに敷かれた森林鉄道(木材を運搬する鉄道)が敷かれました。
それが今日に至るまで残されており、現在は観光用のトロッコ列車として活用されています。
営業時間/時刻表
営業時間は8:00~17:00
7~8月のみ、9:00~18:00です。
時刻表は無く、人が集まったらトロッコが出発する感じです。予約も必要ありません。
私が訪れたときは、片道10分の軌道上に3両編成のトロッコが6台ほど走っていました。
鳥来⇔瀑布の片道料金
切符の買い方は後述します。
大人 | 50元 |
7~11歳 | 30元 |
7歳未満 | 無料 |
トロッコ列車乗り場への行き方
トロッコ列車の乗り場は鳥来老街を通り抜けた先にあります。大きな看板が掛かっていますから、見逃すことは無いと思います。
まずは849系統のバス停より、鳥来老街を歩いて抜けます。
老街を抜けると、橋の向こうに「鳥来日車」と書かれた看板を見つけられるかと思います。
この怪しいおっちゃんの横にある階段から登っていきましょう!
一直線の階段をひたすら登っていくと
駅舎が見えてきました!到着です。
鳥来トロッコの切符の買い方
切符は片道のみの販売で、悠々カードは使えません。現金で払いましょう。
切符売り場は駅舎、ホームの反対側にあり、すぐに見つけられるかと思います。
購入したい枚数分指を立て、「ニーハオ!ワンチケット!」で充分通じます笑
このレシートが切符です。ホームに並び、トロッコが来たらおっちゃんに見せて乗車しましょう!
鳥来トロッコで鳥来瀑布へ!
私は一人、そしてちょうど私の手前で満席です!
運よく運転手さんと相席、最前列に座ることになりました。
小さい車体がガタガタ揺れながら、クネクネ曲がった軌道を全力で走り抜けます。楽しい!
エンジンは基本フルスロットル!
渓谷側を見ようとするとおっちゃんと目が合って気まずいぜ・・・
あ、瀑布が見えてきました!
トンネルに入ってUターンです!
鳥来瀑布へ到着です。
帰りの切符は線路の延びる先、
烏来林業生活館で購入できます。
一応地図も載せておきますね。
私が鳥来日帰り半日旅行をしたときの記事です。併せてどうぞ!
鳥来瀑布周辺の見所
実は滝以外の見所は少ないです。調べが付く観光地を一覧にしましたので参考までにどうぞ!
鳥来瀑布
鳥来瀑布に来たらこれだけは欠かせません。鳥来瀑布!
烏来林業生活館
林業とありますが、主にトロッコの歴史資料館です。
入館は無料、日本語で説明が書かれているので結構楽しめます。鳥来瀑布からも近いためおススメ!
雲仙楽園
雲仙楽園は鳥来瀑布の奥にあり、ロープウェイに乗って向かいます。
ネットの情報によると寂れた植物園なので、あまりおススメはしません。
酋長文化村
平日のみ営業しているそうです。
タイヤル族の踊りが観れるそうですが、他の方のブログやGoogleのレビューによると、物を高値で売り付けられる様なので、行かれる方はご注意ください。
烏来高砂義勇隊主題紀念園区
戦時中、高砂義勇隊という台湾先住民の志願兵からなる部隊が編成されていました。
彼らの慰霊碑や、日本語の石碑が建っています。
かなり階段を登らないといけないので、体力に自信のある方はどうぞ!