こんにちは、今回はマレーシア航空のビジネスクラスへ搭乗してきました。
目的地はニュージーランドにあるオークランド国際空港です。
マレーシア航空を利用してニュージーランドへ向かうと、
日本から一度クアラルンプールを経由することになるため、片道の移動に丸二日掛かるというかなり過酷な航路です。
ただし飛行距離は、遠回りをすることでかなり長くなりますのでマイルが多めに溜まります。
そのマイルの溜まりやすさと言えば、今回の旅路にオマケでバンコク往復のエコノミークラスが付いてくるレベル。
なぜそんな苦行をしてまでマレーシア航空を利用したかといいますと、
JAL上級会員になるためのマイルを貯めたかったからです。
俗に言うJGC修行ですね。
そんな矢先、ちょうど良いタイミングでマレーシア航空がビジネスクラスの叩き売りセールを行っていたので、
これを逃す手は無い!ということで、今回マレーシア航空を利用することになりました。
利用した航路は
成田⇒クアラルンプール国際空港
クアラルンプール国際空港⇒オークランド国際空港
の2路線です。
このページでは成田~クアラルンプール国際空港間を飛んでいるMH70,MH89便について、
旅行記のような形式で紹介させていただきます。
MH70,MH89便について
成田国際空港とマレーシアのクアラルンプール国際空港を繋ぐ便でどちらも昼行便です。
便名 | MH89 | MH70 |
航路 | 成田国際空港⇒クアラルンプール国際空港 | クアラルンプール国際空港⇒成田国際空港 |
時刻 | 9:50⇒17:30 | 10:20⇒17:05 |
使用機材:A330-300
成田空港へ
名古屋から成田/羽田への飛行機を予約できなかったため夜行バスで向かいました。朝の便は夜行バスを使わないと間に合わないんですよね。。
これからビジネスに乗るのに夜行バスなんて可笑しな話ですが笑
成田と羽田にそのまま行ける東京の方が羨ましい限りです!
本日のクアラルンプール便のフライト時刻は9:50、当然その時刻に合わせて移動していたわけですが、
なんとマレーシア航空から飛行機の到着が5時間ほど遅れるという連絡がメールで来ました。
当然、夜行バスは予約していますので変更後のフライト時刻の8時間前に成田へ到着するハメになりました。
どうやら今回の遅延、機材が間に合わないことによる影響だそうです。
大手とは思えない内容の遅延です。
マレーシア航空は格安航空会社と同様な機材運用をしているのでしょうか?
その後の対応にも頭に来ることがあったので、
遅延に関してのマレーシア航空の対応を別記事で書き起こしました。
8時間も暇なので成田山新勝寺へ観光へ行ったりJALラウンジでボーっとしたりしていました。
JAL名物ビーフカレー!
ビジネスクラスの座席について
長い長いときを経て、いよいよ待ちに待った搭乗です。
ビジネスクラスのシートは最近導入されたばかりのマレーシア航空の新しいシートです!
フルフラットになるため、ベッドの様に寝ることが可能です。
座席の配列は2-2-1と1-2-1の横6列となっていました。
ビジネスクラスは半分以上が空席です。
マレーシア航空の墜落事故はまだ記憶に新しいですからね、
日本語のサポートスタッフもいませんし、
信頼面から見ても、サービス面から見ても敬遠されるのも無理ありません。
さて、ビジネスクラスのシートですが、実際に座って見ますと足元が窄まっており奥側へ向けて傾斜がついております。
リクライニングを倒してフルフラットにするとバックパックをどこにも置けなくなりました。
JALのビジネスクラス(フルフラットシート)に比べると幾分か狭いです。
シートにはマッサージ機能が備わり、リクライニング角度も細かに調節できます。
機内食について
行き帰りともに機内食は一回提供されます。昼行便はですのでランチなのですが、フルコースを食べることができます。
事前に食べる物を写真を見て決めておきたい方にはシェフオンコールでの事前予約をお勧めします。
シェフオンコールとは、事前にメニューから料理を予約することができる無料サービスです。
朝食でがっつりお肉をいただけちゃうので使わない手はありません!
ウェルカムドリンク
まず搭乗してはじめに提供されたのがウェルカムドリンクでした。
離陸前ということでアルコールは無いですが、アルコールが苦手な私には
関係の無い事です。
注文したのは無難にりんごジュース!
食前のおつまみと飲み物
飛行機が離陸し、シートベルトサインが消えると早速昼食が始まります。
昼食と言っても遅延の影響で既に16時ですが笑
マレーシア航空では、どの便でもまず東南アジアの甘い焼き鳥「サテー」が出てくるようです。
私はサテーが大好物で、マレーシア航空の提供するサテーは特に美味しく感じます。
チキン? オア ビーフ?と聞かれますが、ミックス!と答えると両方貰えます(((
メニュー。
ランチメニューです。ランチでもフルコース、前菜・主菜・デザートと続きます。
飲み物一覧です。コーヒーだけでも8種類、お茶も紅茶から緑茶、ウーロン茶まで、ソフトドリンクはメニューに記載ありませんが、コーラ等もありますので聞いてみてもいいかもしれません。
MH89便 機内食
前菜、スモークサーモンとマンゴーとえびです。お上品なお味。
メインです。予めシェフオンコールで下写真のメニューを予約しておきました。
実際に来たものはこちらの写真です。
まあ、盛り付けが違うだけかな・・・?最後にハーゲンダッツが出てきます。
当初の到着予定は17:30、遅延後の到着予定は21:30、もう飛行機の外は真っ暗です。到着前にヌードルを頂きました。到着2時間前であればヌードル、カリフォルニアロールやクッキー、果物は頼めばいつでも提供してくれるようです。もっと色々貪欲に頼めば良かったな!笑
トランジット便のフライト時刻は21:55、到着時刻は21:35、当然間に合いませんでした。
MH70便 機内食
帰り、成田行きの便です。こちらも昼行便、ランチの前菜です。パンはお腹一杯でしたので少なめにしてもらいました。
そしてシェフオンコールで注文した料理がこれ
実際提供された料理は食べきるのが大変なくらいボリュームがありました。
エンターテインメントについて
画面操作は全て英語で日本語化などはできません。マレーシア航空ですので日本語で楽しめる映画は少ないと思っていました。邦画のバリエーションは予想通り少なかったですが、洋画の種類は多く殆どの映画に日本語吹き替えが版があり、かなり楽しめます。
アメニティについて
持ち帰られるアメニティ
マレーシア航空のアメニティバッグです。白とワインカラーの2種類を恐らくランダムで渡されます。
ポルシェデザインです。車だけじゃないんですね笑
裁縫は甘いけどハードケースでしっかりした作りです。
内容物は、
- 歯ブラシセット
- アイマスク
- 靴下
- ヘアブラシ
- 洗口液(miradent/ドイツ製)
- ハンド用の除菌液(infectiguard/米軍御用達の除菌液)
- ボディーローション(ACCA KAPPA/イタリアブランド)
- リップクリーム(ACCA KAPPA/イタリアブランド)
マレーシア製の物を肌や口に含むのはちょっと・・・と思っていましたがブランド物ばかりでした。
持ち帰れないアメニティ
- ヘッドフォン
- 枕
- ブランケット
その他のサービス
機内への優先搭乗
その名の通り、エコノミークラスの方よりも先に飛行機へ搭乗することが出来ます。誰もいない機内の写真を撮る以外に狭い機内へ真っ先に乗るメリットはあるのでしょうか?
ビジネスチェックイン
チェックイン時にビジネスレーンを利用できます。チェックインが混雑しているときには結構助かるサービスです。それとちょこっとだけ優越感に浸れます(小さい人間デス)。
ラウンジサービス
ワンワールドアライアンスのラウンジを利用することが出来ます。
クアラルンプール国際空港内にあるマレーシア航空ラウンジはかなり豪華!
場違い感がすごいです、カメラを取り出すのも恥ずかしいくらい笑
シャワーだって借りられます。
パーソナルアシスタント(専属サポートセンター)
パーソナルアシスタントに関しては英語で専属対応してくれる方がいるようで、遅延に対して搭乗前に何度かメールで問い合わせをしたのですが迅速な対応で大体2時間で返信が来ていました。対し搭乗後の遅延によるトランジット失敗に対して入れたクレームメールは返答に1ヶ月半ほど掛かり呆れるほど遅かったです。
手荷物預かりサービス
重さ40 kg 、長さ・幅・高さの合計が158 cmの荷物を無料で預かってくれます。これだけの荷物を持って移動するのは大変そう笑
最後に
日本の航空会社の定時運効率が90%に近いのに対し、マレーシア航空の定時運行率は68%と低めです。値段が変わらないのであればJALの方が計画的に旅行できるかと思います。安くビジネスクラスを体験してみたい!少しでも安く海外へ行きたいがLCCは嫌だ!という方以外にマレーシア航空はお勧めできないかもしれません。添乗員さんは陽気で親切でしたけどね!
それと私はスーツケースに貴重品を入れないため毎回鍵を掛けずに航空会社へ預けるのですがクアラルンプール国際空港では4回中4回必ずスーツケースを空けられています。空港内で何をされているか分からないので鍵は絶対に掛けたほうがいいですよ~!