伊豆大島へ旅行に行った際、大宮神社へ参拝してきました。
観光ガイドにも載らない神社ですが、地元の方によって守られる、とても荘厳な雰囲気の大変立派な神社です。
大宮神社の歴史は古く、室町時代まで遡るそうです。以下、神社の案内板より引用です。
阿治古と呼ぶ古い地域が、ここ大宮の地から南の山中にあり、集落を形成していた。集落の人々は三原山のたびたびの噴火降灰により室町時代(1,466年)に祭神阿治古命(波浮比咩命の子)を奉じて大宮のこの地に遷座した。それまでは、阿治古神社と称していた。現在の祭神は阿治古命と天照皇大神の二柱で、大宮に遷ってからは天照皇大神を増祀したと伝えられている。参道から神社の周囲には、百数十本のシイの木が群生し、昭和十四年十二月東京都指定天然記念物に、昭和三十三年十月御神体の菊花散双鳥文の銅鏡(鎌倉時代の作)は、東京都有形文化財に指定されている。 平成四年三月 大島町
大宮神社への行き方
大宮神社への参拝道は、大島一周道路に掛かる大宮橋を渡った先にあります。
道路の中央に突然松並木が現れますので、比較的見つけやすいかと思います。この松並木から神社への参道が続きます。
今回は車での訪問ですが周囲には駐車場がありません。近くに役場の出張所があり本日は土曜日なので、そこの駐車場を利用させていただきました。
大宮神社へ参拝
こちらが大宮神社の参拝道入り口。それでは出発です!
最初の鳥居を抜けてすぐ、上へ向かって階段が続いています。
目線を下げると大迫力ですね!
階段を進むにつれ、石段の幅が狭く急になっていきます。階段を大きく見せるための先人の知恵でしょうか?
階段を登り終え、見返すと眼下には海が広がります!映画に出てきそうな風景に、気持ちは既に満足です笑
「うわぁ、また階段だ」
しばらく進むと再び階段が始まります。木々が生い茂り、堅牢な石段が社殿まで続いていました。とても荘厳な雰囲気ですから写真を撮るのをためらってしまいます。
先が見えない。。木が生い茂る割には石段には落ち葉が殆どなく、地元の方によって大切に祀られていることがよく分かります。
社殿の近くまでくると、参道の左右に無数の小さなお祠が祀られていました。空気が重々しく、一人だと少々怖いです。
「ハァ ハァ、ようやくついた・・・」
社殿へ到着しました。参道が結構長いので地味に疲れます。
最後の鳥居と、その奥では阿吽が見張っていました。
無事お参りを済ませ、神社を後にしました。
●大宮神社の基本情報
住所:〒100-0104 東京都大島町町野増字大宮