龍山寺のすぐそばに、清時代の建築物が残っているエリア「剝皮寮」があります。
剝皮寮は一度廃墟と化した物を修復工事、芸術の発信地としてリノベーションされ現在に至ります。そのため歴史を感じる古い町並みというよりは、お洒落なレンガ造りの街並みと言った方がしっくり来ます。
今回は剝皮寮について、紹介させていただきます!
剝皮寮について
剝皮寮は清朝時代の後期に栄えた商業施設です。当時は石炭を輸出する運河の街として栄えていましたが、日本統治時代の再開発によって人の流れが変わり、次第に荒廃していきます。1980年代に台湾政府は荒廃を続ける剝皮寮を保護するため、復原工事に乗り出しました。そして現在に至ります。
剝皮寮は荒廃に至るまで、日本や西洋などの様々な国の影響を受け改装・変化していきます。そして日本統治時代には小学校の一部として利用されていました。
剝皮寮を散策
それでは剝皮寮を散策してみましょう。
剝皮寮のエリアは大きく分けて2つのエリアに分かれます。メインストリート(歴史街区)と台北市郷土資料館(台北市郷土教育中心)です。どちらも入場料は掛かりません。
まずは歴史街区へ行ってみましょう!
剝皮寮歴史街区
龍山寺から剝皮寮へ向かって歩き進めると、少し古ぼけたレンガ造りの建物群が見えてきます。これが剝皮寮歴史街区です。
剝皮寮歴史街区は一本の通路と清朝時代の建築物からなっています。建築物は改装され、現在では芸術や文化を発信する展示会場として利用されていました。
内部に潜入!この通路の左右に歴史的な建築物が並びます。レトロだけれども清潔な雰囲気!
通路では、お洒落な写真の撮影に勤しむ若者で賑わっていました。
レンガの落書きがとっても可愛らしいです!
ウルトラマンが二胡を演奏しています。地味にうまくてとってもシュール笑
写真を撮りたくなる気持ちも分かりますね!かくいう私も連射しちゃってます!笑
私が訪れたときは、歌謡歌手の特別展などが行われていました。剝皮寮にはお買い物をするようなお店は無く、芸術に特化していました。
以上です!お次は台北市郷土教育中心へ行ってみましょう!
台北市郷土教育中心
郷土資料館の入る建物にはアーケードが付いており、御覧の様にとってもお洒落!西洋建築を取り入れた作りです。
郷土資料館の入り口までやってきました。入場料は要らないのでそのまま入っちゃいましょう!
資料館は昔の建物をそのまま利用しているため、迷路の様に入り組んでいます。
中庭には小さい子が遊べる様に色々な遊具が置いてありました。
そして二階へ!ちっちゃい子たちが即興で人形劇をやっていました。微笑ましいですね
2Fの渡り廊下を進み、建物内へ入ります。
建物内は資料館になっており、剝皮寮や小学校、教育に関してのパネルディスカッションがあったり、昔の教室が復元されていました。
すべて漢字か英語なので、読むのが一苦労です。。。
日本統治時代の遠足の様子ですって!台湾人の考えを日本人に近づけさせるため、神道を強制的に布教していたそうな。
二宮金次郎さんがいました笑
こんな所でお目に掛かるとは・・・
外へ出るとおトイレがありました。現在はきっと使用不可です。
こうして見て周っていると、新しいレンガと古いレンガが混在している事が分かります。荒廃していたという事ですから、大部分は復旧工事で取り換えてしまったのでしょうね。
最後に、観光を終えて
観光地と言うよりは、台湾市民の教育・文化発信の場と言った印象が強かったです。
正直言って鉄筋コンクリートの名古屋城の内部を周っている様な観光名所でした。大阪城や名古屋城も復元ですからね。
綺麗すぎて、清朝時代の歴史だとかはあまり感じませんでした。
以上、剝皮寮でした!
剝皮寮の基本情報
剝皮寮は龍山寺から歩いて5分ほどの場所にあります。トイレは新しくて清潔なのでご安心あれ!
【剝皮寮歴史街区】
開放時間:9:00~21:00
休業日:月曜日
【台北市郷土教育中心】
開館時間:9:00~17:00
休業日:月曜・祝日
剝皮寮周辺の観光名所
剝皮寮が位置する龍山寺には、ほかにも様々な観光名所があります。
龍山寺
龍山と言えば龍山寺ですね。必ず立ち寄っておきたい定番のスポットです。
艋舺夜市
かき氷屋の目と鼻の先に、夜市「艋舺夜市」があります。年配の方に人気な夜市だそうで、脂っこい物を売る露店が少なく感じました。
営業時間も年配仕様で、他の夜市よりも早く店が閉まります(22:00頃)のでご注意ください。