こんにちは、九份と言えば台湾を代表する観光名所、台湾へ行ったのならば、ぜひ立ち寄りたい場所ですよね。
しかし九份には鉄道駅が無く、バスやタクシー、ツアーで向かう必要があります。
今回、英語も中国語もしゃべれない、そして臆病な私が九份へ路線バスとタクシーを利用してきました。
オプショナルツアーなども視野に入れながら、それぞれの移動方法のメリットデメリット、利用方法を紹介させていただきます。
台北⇔九份へのオススメの行き方
九份への行き方は複数ありますが、それぞれの行き方にメリットデメリットがありますので、一様にコレがおススメとは言えません。(私個人としては乗り合いタクシーが一番コスパ良いと思います)
それぞれの特徴を考えると、おススメは以下の通りです。
なるべく安くリーズナブルに!⇒路線バス「1062系統」
なるべく速く快適に!⇒「乗り合いタクシー」
安心安全に!⇒「現地ツアー」
それぞれの移動料金の目安は以下の通り。※2019年3月現在
行き方 | 料金の目安 |
路線バス「1062系統」 | 片道101元 |
乗り合いタクシー | 片道200~250元(乗りあう人数によって前後) |
現地ツアー | 往復1200元~(目安) |
では、それぞれの行き方を詳しく紹介します。
路線バス「1062系統」で台北⇒九份への行き方
公共の路線バスを利用して九份へ移動する手段です。この方法が最安値で簡単です。
簡単なのですが・・・いざ現地で乗ろうとすると不安になってしまうのも事実です。
私含め、九份のバス停で帰り方が分からずにオロオロしている日本人観光客もかなり多く見受けられました。(私が行ったときは4~5組)「とりあえず乗ってみよう」でバスに乗車している方や、反対側のバス停で待っている方もいました。
バスでの行き方は簡単なのですが、不安な方はこれから紹介させていただく乗り合いタクシーや、最も確実な現地ツアーへの参加を強くお勧めします。
こんな方へオススメ!
「とにかく安く済ませたい!」
「乗り合いタクシーでの相席はちょっと・・・」
そんなな方にオススメです。
メリットデメリット
メリット
- とにかく安い:
101NTDと言う破格で九份まで行けてしまいます。 - 絶対に座れる:
台湾では高速走行時の着席が義務付けられています。そのため立ち乗りはありません。 - スマホの充電ができる:
バスによってはUSB充電が付いています。2度目のバスには付いていませんでした。 - 九份へ直行できる:
バスへ乗ってしまえばそのまま九份へ直行です。
デメリット
- 帰りの混雑:
夜はかなり混雑し、バスに乗るための行列が出来ます。1時間以上は覚悟したほうが・・・そんなレベルです。バス停の後ろで待機している乗り合いタクシーに乗りましょう。。 - 道中の停留所が多い:
路線バスですので、暫く一般道のバス停でお客さんを拾った後に高速に乗ります。台北市内を走るので渋滞も多く、タクシーの方が確実に早いです。 - 荷物が載らない:
バスにトランクが無いため、スーツケース等の荷物は車内に持ち込むとかなり邪魔になる恐れがあります。
路線バス「1062系統」の乗り方
1062番の出発するバス停は台北市のMRT「忠孝復興駅」2番出口付近にあります。
文湖線の真下に「1960」と書かれたバス停のポールがありますので、ここ周辺でバスを待ちましょう。
バス停を反対側から見るとこんな感じ。
バスは手を挙げないと止まってくれないので、1062番のバスが来たら合図を送りましょう。
乗車時と下車時に悠々カード(台湾の交通ICカード)をかざします。
それから暫く乗車し、バス前方上部の電光掲示板に九份老街と表記されたら勇気を出してピンポンしましょう。みんな九份で降りるので乗り過ごす事は無いかと!
乗り合いタクシー勧誘の断り方
バス停付近で乗り合いタクシーへの客引きが激しいです。バスに乗車したい方は「結構です」とハッキリ意思を言葉にして伝えましょう、そうすれば一切勧誘されなくなります。日本語OKです。
海外で笑顔と仕草(ジェスチャー)でやんわり断ることは不可能です。曖昧な態度ではしつこく勧誘してきます。
因みに勧誘ではバスは30分来ないだの色々とバスの批評を言いますが、嘘も混じっていますのでご注意ください。私の場合、勧誘に30分待たないとバスが来ないと言われた5分後にバスが来ました。
●九份の台北行き1062番バス乗り場への行き方(台北への帰り方)
バス停「九份老街」は上り線と下り線で場所が違います。行きに降りた場所よりも上へ登ったところにありますので注意してください。
バスは途中、松山駅も通るので饒河街觀光夜市をついでに観光するのも面白いですね。
乗り合いタクシーでの台北市内⇒九份への行き方
乗り合いタクシーは、知らない人4~6人で乗りあって、タクシー運賃を割り勘する手段です。
客引きが多く余り良い印象はありませんが、乗り合いタクシーは結構安く、ぼったくりも無い定額料金なので私は毎回利用しています。
乗り合いタクシーは、先述で紹介した1062系統のバス停、九份老街の台北行きのバス停で客引きを行っていますので、乗車したい場合はバスと同様、MRT「忠孝復興駅」2番出口付近のバス停へ向かいましょう。
バス停に近づくと、乗り合いタクシーのお兄さんやオジサンが「キュウフン?キュウフン?」と聞いてきますので、身を任せるだけ。
日本語で全部説明してくれます。
↓左がバスの行列、右の3人が客引きとタクシードライバー
ただ一つ注意点したいのが、乗り合いタクシーは人数が揃わないと何分待っても出発しません。
待っている間にバスが出発してしまっては時間が勿体ないですから、客引きに、「後何人で出発?」「人数揃ったら声を掛けて」と言ってバスの待機列に並ぶとスムーズです。
残り1人になると呼びに来てくれます。
料金は九份へ到着してからの後払いになります。渋滞は裏道ですり抜けていくので、バスと比べると本当に早く着きます。値段もバスの値上がりで、今や99元しか変わりません。
こんな方へオススメ!
「海外旅行で不安だらけ・・・でもわざわざオプショナルツアーに参加するのは面倒くさい!」
「行きと帰りの時間に縛られたくない!帰りのバスに並びたくない!」
といった方へオススメです。
乗り合いタクシーは値上げ無く頑張っており、意外と安いです。運賃は、4人乗合タクシー:250元、6人乗合タクシー:200元です。
メリットデメリット
メリット
- 最も早く九份へ移動できる:
ノンストップなので30分ほど早く着きます。 - 時間を気にしなくても良い:
平日でも九份行き/台北行きのバス停で常に数台のタクシーが待機/客引きしています。 - 交渉は日本語でOK:
九份行き/台北行きのバス停には日本語の運賃表を持った客引きがおり、日本語で交渉可能です。ほぼ話しかけてきてくれます。 - 運賃が定額:
事前に料金が決まっているため安心です。 - 大きな荷物を乗せられる:
タクシーですから、路線バスに乗せられない様なスーツケースだってトランクに入れられます。
デメリット
- タクシーの運転手は日本語NG:
運転手さんは日本語が話せません。 - タクシー内は窮屈:
乗合タクシーですので乗用車の横1列に3人なんてこともあります。とにかく窮屈です。男女見境無く詰められるので、気になる方はご注意を! - 時間帯によっては待たされる:
乗合タクシーなので人が集まってからの出発になります。人の少ない時間帯はバスよりも待たされてしまうかもしれません。
●九份から台北市内行き乗合タクシー乗り場への行き方
1062系統のバス停から乗れます
下写真は九份老街のバス停、屋根の手前に客引き、後ろに乗り合いタクシーが停まっています。
九份行きの現地ツアーに参加
現地のオプショナルツアーに参加し、決められた時間にバスで送り迎えと観光案内をしてもらう方法です。
日本語OKなので一番安心安全、更に九份以外の観光地も一緒に観光できます。
こんな方におススメ!
海外旅行で不安だらけ・・・多少お金が掛かっても安心で快適な移動をしたい!といった方にお勧めです。
メリットデメリット
メリット
- 気が楽になる:
殆どの場合、日本語を話せる添乗員がバスに同乗するため、何か困ったことがあれば聞くことが出来ます。 - 決まった時間で行動できる:
バスが満席で帰れなくなるといった心配が無くなります。 - 観光ガイドがある:
バス内でお勧めの観光スポット、近寄らない方が良い(不衛生な)お店などを教えてくれます。
デメリット
- 予約が必要:
事前に予約が必要です。 - 時間厳守:
行きと帰りのバスが決まっている分、決まった時間に帰らなくてはいけません。 - 結構高い:
紹介する4種類の移動方法の中で最も高いです。乗り合いタクシーよりも高いです。
おススメの現地ツアー
折角オプショナルツアーに参加をするのであれば、ぜひ九份の先にある金瓜石も一緒に観光しましょう!
日本統治時代に金鉱で栄えた日本の街並み、天空の城と呼ばれる十三層遺址が今もなお残ります。個人的には九份よりも数倍魅力的な場所です。
なるべく安い現地ツアー
まずはよくある現地ツアー、MRTの駅から離れたお土産屋「金龍芸品」で集合・解散します。
なるべく快適な現地ツアー
MyTaiwanTourは台湾の企業が運営する現地ツアーです。(日本語です)
日系企業の現地ツアーとは異なり、人数も4~14人と少人数、台北市内であれば宿泊ホテルまで送迎してくれ、より濃い九份・金瓜石を満喫できるはずです。
鉄道を利用する(オススメしません)
鉄道は日本と勝手が違い、運行本数が1時間に2~4本と少ないです。
しかも最寄り駅である瑞芳駅から九份は徒歩一時間以上離れており、駅に到着してからもバスやタクシーで移動する必要があり2度手間となります。
メリット
- 台湾の旅客鉄道に乗れる:
異国情緒の溢れる海外の旅客鉄道に乗ることができます。
デメリット
- 全ての列車が瑞芳駅に停まらない:
急行に乗ってしまったら・・・笑 - 列車の本数が少ない:
1時間に2本の時間帯もあります。利用しづらく下調べが必要です。 - バス/タクシーへの乗換えが必要:
観光地化されていない瑞芳駅でバス/タクシーに乗り換える必要があり、二度手間です。
利用方法
運行本数は区間車(普通列車)が1時間に1~2本、急行が1時間に1~2本走っています。もちろん悠々カードも使えます。
時刻表は台湾鉄路管理局の公式サイトで確認できますので興味のある方は覗いて見てください。