通信大国である台湾では、我々外国人に向けた「海外観光客向けプリペイドSIM」が空港内のいたる場所で売られています。中国語が分からない客に売る前提の商品ですから、購入も設定もかなり簡単。
どのくらい簡単かと言うと、中国語も英語も要りません。指差しだけでいけます。
このページでは、台湾桃園空港のターミナル1とターミナル2でのプリペイドSIMの購入方法、設定方法について紹介させていただきます。
中華電信のプリペイドSIMがおすすめ
台湾には4社のプロパイダがありますが、おススメなのは元国営企業にして台湾最大大手の中華電信がです。日本でいうNTTみたいな立ち位置の企業ですね。
プリペイドSIMを観光客向けに販売しているためプランが非常に分かりやすく、指差しで商品を注文できます。また、台湾の全ての空港内にブースを設けているため、空港内に居れば確実に買うことが出来ます。
"日帰り~5泊以内の旅行"であればプランB一択
観光客向けのプリペイドSIMプランはこれだけあります。(2018年11月現在)
プラン名 | 使用可能日数 | データ通信容量 | 無料通話分 | 料金 |
A | 3日間 | 無制限+WiFi | $100 | $300 |
B | 5日間 | 無制限+WiFi | $50 | $300 |
C | 5日間 | 無制限+WiFi | $300 | $500 |
D | 7日間 | 無制限+WiFi | $150 | $500 |
E | 10日間 | 無制限+WiFi | $100 | $500 |
F | 15日間 | 無制限+WiFi | $100 | $700 |
G | 15日間 | 無制限+WiFi | $250 | $800 |
H | 30日間 | 無制限+WiFi | $430 | $1,000 |
日帰り~5泊以内の旅行であれば、プランB(5日間無制限プラン 300TWD)一択です。
無料通話分について
中華電信の通話料は台湾国内であれば$0.1/秒、日本への通話は$2.17/秒が掛かります。例えば無料通話分が$300であるとしたら日本への通話時間は23分。
スマホアプリのLINEはデータ通信で無制限に使えますから、無料通話分は考えなくて良いでしょう。
台湾桃園空港 中華電信への行き方
航空会社によって到着するターミナルが変わります。航空会社別の購入場所を紹介します。
JAL/ANA/中華航空/エバー航空を利用の場合
上記3社の場合は、例外無く桃園空港のターミナル2に到着します。ターミナル2には中華電信のブースが3か所あります。
【ターミナル2入国審査前】中華電信ブースへの行き方
検疫を抜け入国審査に入る手前にあります。どのルートから歩いても店舗の前を必ず通過しますので、台湾ドルを既にお持ちであればここでの購入が楽です。
店舗に「中華電信」「プリペイドカード」と書かれ、プラン一覧は店舗の左側の看板に書かれています。
【ターミナル2入国審査後】到着ロビーの中華電信ブースへの行き方
営業時間:07:00~22:00(年中無休)
制限エリア外、到着ロビーにも1店舗あります。荷物を受け取り到着ロビーへ出たら、すぐに左方向へ歩いて行ってください。
ターミナルの突き当りから左を見ると中華電信のカウンターがある筈です。
画像引用元:https://prepaidsim.twgate.net/reservation_jp.html
キャセイ/LCC利用の場合
キャセイパシフィックやLCC(ジェットスター・タイガー・ピーチ・バニラ・スクートなど)利用の場合は例外無くターミナル1発着となります。
ターミナル1には中華電信のブースが2か所ありますが、一方は遠いので到着ロビーにある店舗への行き方を紹介します。
【ターミナル1入国審査後】中華電信ブースへの行き方
営業時間:07:00~22:00(年中無休)
手荷物を受け取り到着ロビーへ出たらすぐに右側へ曲がります。しばらく歩くと中華電信のブースがあるはずです。
台湾桃園空港 中華電信でのSIMの購入方法
桃園空港の店頭でプリペイドSIMを買う方法ですが、中国語や英語が分からなくても平気です。当然予約も必要ありません。
「ハロー!」と「プランB!」でパスポートとスマートフォンを提示すれば買えてしまいました。
スマートフォンも一緒に渡してしまえば、店員さんが交換や設定も行ってくれます。パスワードは解除しておくと良いかもしれませんね。完全に丸投げです笑(3回利用して3回ともネットに繋がるか確認をする所までやってくれました)
購入前にスマートフォンがSIMフリーかどうかの確認で「SIMフリー?」と聞かれますのでイエスと答えましょう。
通信設定(アクティベート)の方法
店員さんがSIMを差し替えてくれているので、SIMフリーのスマートフォン(Android)であればSIMカードを差し替えてスマートフォンを再起動するだけで終わりです。
iphoneであれば、SIMカードを差し替え、アップルIDとパスワードを聞かれますので入力して再起動をし、設定完了です。
プリペイドSIM購入に必要な物
- SIMフリー、もしくはSIMロック解除済みのスマートフォン
- パスポート
- 現金(台湾ドル)
- SIMカード交換ピン(帰国時に自分の手で交換しなければなりません)
- iphoneの場合はAppleIDとパスワード
また、中華電信のSIMカードの全てのサイズ(標準・micro・nano)に対応しておりますから、気にしなくて大丈夫です。
中華電信のプランBは日本の一部空港でも購入可能
新千歳、成田、羽田、関西、福岡空港にあるテレコムスクエアの店舗であれば、プランBを¥1,400で購入することが可能です。
こちらのサイトに店舗の場所・営業時間の詳細が記されていますので、ご参考ください。
https://sim.telecomsquare.co.jp/jp/tw/
亜太通信のSIMであればAmazonでも購入可能
「日本で購入しておきたいけど、実店舗が空港に無い!」 「深夜便・早朝便で台湾桃園空港の店舗が開いているか不安だ!」と言う方に朗報です!
中華電信では無いですが、Amazonでも台湾のSIMが購入できるようになりました。
4G回線対応で日本語の説明書付き、標準・micro・nanoSIM全てに対応、中華電信よりも安い3ケタ料金です。
楽天でもSIMが販売されていますが、亜太電信の3ケタ円SIMは販売されていません。しかもレビューも★3つ。通販サイトで購入するのであれば、レビューから見てもAmazonでの購入が無難でしょう。
2人以上で利用する場合はモバイルwi-fiの方が安い!
複数人でスマートフォンを利用する場合は、ポケットwi-fiをレンタルした方が安くなります。
こんな方にはポケットwi-fiがおススメです。
- 電話番号は不要
- 常にみんなで行動する
- 国内で契約しておきたい
- SIMフリースマートフォンを持っていない
- SIMの交換はやはり不安
逆に、こんな方にはSIMがおススメ。
- 海外でも電話番号を持っておきたい
- 現地でみんな別行動する
- 日本国内で格安SIMを利用している
- 海外でのSIM利用には慣れている
中華電信のBプランが大体¥1,200ほどですから、3人になれば3倍、¥3,600ほどになります。
よく宣伝されているポケットwi-fi「イモトのWi-Fi」であれば早割の利用で¥860/1日、3日間の利用で¥2,580です。
ポケットwi-fiは一台あれば何人でも利用できますから、卒業旅行や家族旅行ではおススメです。
最後に
日本国内での購入は手間が無さそうに見えますが、日本国内では通信できないため台湾に到着してから自身の手でSIMカードを差し替えるか予備端末にSIMカードを挿して機内モードで台湾へ向かうかする必要があります。現地で開通できなかった時、ピンを忘れてしまった時に終わりますね。私個人の考えですが現地で契約をした方が店員さんがその場で何とかしてくれますし楽だと思います。
別ページで私がお勧めするスマートフォンをまとめましたので、参考までにご覧下さい。