鉄道のお話

飯田線を走破!名古屋から日帰り青春18きっぷの旅

去年の夏ごろ、飯田線の魅力についてを語るおじさんに出会いました。おじさん曰く、

「飯田線は秘境感があって乗ってて飽きないよ!」
「人生で一度は乗ったほうがいいね。」

飯田線とはドライブ・ツーリング先の道路で良く並走するのですが、トンネルと鉄橋と絶壁で成り立つ飯田線は鉄道旅とは無縁の私から見ても飯田線は確実に楽しめそうです。

いつかは私も飯田線に乗ってみよう・・・と思いながらも1年が経過し、今年の夏、ようやく重い腰を持ち上げみどりの窓口で青春18切符を購入しました。

青春18切符を買うのなんて高校生の夏以来です。当時は自転車を背負って電車で一人旅してたなぁ・・・

 

 

飯田線の旅計画

さて、今回の旅程ですが電車に乗ることが目的ですので宿泊無しで日帰りをすることにしました。

飯田線を往復!と行きたいところですが、日帰りでは帰れないですし何より疲れてしまいますので名古屋から中央線に乗って塩尻から豊橋へ抜けるルートを使います。

 

臨時快速「ナイスホリデー木曽路」

普段の時刻表であれば、「6:15名古屋発の鈍行」に乗るか「特急しなの」を利用しなければ、中央線を利用しても名古屋からの日帰りは不可能です。しかし夏のシーズンであれば、5時に頑張って起きなくても日帰りが可能なのです!

夏シーズン限定で名古屋⇔塩尻間を走る臨時快速「ナイスホリデー木曽路」を利用するのです。

この「ナイスホリデー木曽路」は特急券や指定席券無しに利用できるため、これを使えば苦無くして名古屋から青春18きっぷ1日分で飯田線を走破することができます。

 

旅程のタイムテーブル

青春18切符の利用者が多いことを見越し、
名古屋から塩尻までの利用客が少なそうな日曜日に
旅行することにしました。

名古屋 8:15
↓中央線(臨時快速)
塩尻 11:10
昼食
塩尻 12:12
↓中央細線(鈍行)
辰野 12:33
辰野 12:43
↓飯田線(鈍行)
天竜峡 15:09
天竜峡 15:11
↓飯田線(鈍行)
豊橋 18:24
豊橋 18:31
↓東海道本線(新快速)
名古屋 19:28

休憩は塩尻で1時間だけ、残りの11時間は座りっぱなしです。しかも一回でも乗り過ごそうものなら、終電に間に合わずに帰られなくなります笑

 

それでは青春18きっぷ「飯田線の旅」旅行記の始まりです!

中央線 名古屋駅⇒塩尻駅

ナイスホリデー木曽に乗車しました。
混雑していると思いきや利用客は日曜日を狙ったからか意外と少なく、
すんなりと席に座ることができました。

高蔵寺を抜けるまで本を読みながら過ごします。
気がつけば既に辺りは田園風景

何駅だったかな・・・・・・途中長時間停車する駅がありました。
木曽路に乗車中の皆さんは座席に荷物を置いて、ホームで写真を撮ったり
ストレッチをしていました。

中央線はずっと東側が山の斜面、西側が渓谷になっており、
西側に座るのが正解だったみたいです。

東側に座ってしまった私は結構な時間を本を読んで過ごしました

そして塩尻に到着!

塩尻駅の駅舎から、ここから東京と名古屋に分岐していくんですねぇ。。。
東京へ18切符で行くなら東海道本線よりも中央線の方が楽しそう!

辰野行きの電車は1時間後ですので、
事前に電車内で調べていたそば処「桔梗」さんで昼食を食べようと思います。

お店は駅舎の待合室の中にありました。

改札外からも改札内からも注文できるようです。

野沢菜そばの普通(¥430)を注文しました。

レビューにあった通り、普通盛りでも量が多いです!

駅舎でそばを食べるの始めてかも笑
立ち食いそばですが、カウンターよりお客さんが圧倒的に多いので
みなさん待合室の座席で食されていました。

 

中央細線 塩尻駅⇒辰野

さあお次は中央細線です。塩尻から辰野をワンマンで走り抜けるのですが、
時刻表を見てびっくり!2~3時間に1本しか電車が来ないようです。

これを逃すと次の電車は3時、お家に帰れなくなってしまいます。
中央細線を走る列車は、20分も前には既にホームに入線していました。

ドアが全て閉まっていたためベンチで暫く待っていましたが、
後から来た人がドア横のボタンを押して電車内に入っていきました。

知らないと乗り損ねちゃいますね笑

無事車内へ、2~3時間に1本の電車にも関わらず車内はガラガラでした。

ワンマン!なんだかバスみたいです笑

中央細線から見える景色と車内の雰囲気が
なんだかノスタルジックな感じで哀愁にふけってしまいました。

中央細線の区間は短く、20分ほどで終点「辰野」に到着です。

 

飯田線 辰野⇒天竜峡

辰野駅では10分間、ホームの反対側に来る飯田線天竜峡行きを待ちます。

時刻通りにやってきました!車内はがらがら・・・かと思ったら結構な人が乗っていました。

飯田線の途中駅には改札や券売機が無いようです。車掌さんが駅でホームへ出たり車内を行き来して発券したり、そして手動のドアだと気付かずにドアの前に立っている人を手助けしたりと本当に大変そうでした。

こんなに忙しい仕事、好きじゃないと続かないですよねきっと笑

伊那を過ぎる頃には人もだいぶ減り、大変眺めの良い山麓をアルプスを横に走り抜けます。

景色が良すぎて読書の手が止まってしまいますね笑

飯田市街は少々退屈でしたが、あっという間に天竜峡に到着しました。

 

飯田線 天竜峡⇒豊橋

ここでの乗換時間は2分、急いでホームの反対側に停車している電車に飛び乗ります。

さすがに天竜峡まで来ると夏休み中の日曜日であっても車内はガラガラです。これから豊橋まで長い時間を要しますが、飯田線は全列車にトイレが付いている様なので安心ですね。

渓谷鉄道ってやつですね!天竜峡駅を抜けてからは殆どがトンネルか鉄橋です。

吊り橋だ!

流石に長時間乗っているので集中力が切れてきました。中部天竜駅辺りからは読書にも景色にも飽き始め、残り2時間の豊橋までの区間はただただ苦痛でした。。

薬も過ぎれば毒となるですね。。。果たして飯田線が薬なのかは分かりませんが((

 

東海道本線 豊橋⇒名古屋

ここからは東海道本線の新快速!
飯田線に乗ってからですので快速がとっても速く感じました。

通勤圏ってありがたいですね。。。

 

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