こんにちは、ごんたです。
以前から一度乗ってみたかった太平洋フェリー、
ついに「きそ」のB寝台に乗ってきました!
2ヶ月前に早割り予約をしたため、名古屋⇒仙台、半額運賃の¥4,400での乗船です。
恐ろしく安いですね笑
このページでは、太平洋フェリー「きそ」のB寝台について紹介させていただきます。
太平洋フェリー「きそ」B寝台の乗船レビュー
私が訪れたのは閑散期でしたので
B寝台の同室者は他に一人しかいませんでした。
同室者の方のマナーも良かったこともあるかもしれませんが、
B寝台は大変過ごしやすかったです。
それではまず、B寝台が船体のどこに位置するのかを確認してみましょう。
「きそ」B寝台の位置
B寝台は客室の中では一番下の階、そして一番船尾に位置します。
※太平洋フェリー公式サイトより転載
騒音発生源である機関室・煙突に近いため、
船尾ににリーズナブルな相部屋・B寝台が集中している様です。
「きそ」B寝台の室内
きそのB寝台は8人1室の相部屋で、計7部屋あります。
こちらがB寝台の室内です!
長距離フェリーを利用するのは今回が初めてなのですが、
私はてっきり、2等やB寝台などの低い等級には部屋なんてものは無く、
通路沿いにびっしりとベッドや座敷が並んでいるものかと思っておりました。
B寝台が部屋にある事だけでも驚いたのですが、
数あるB寝台をわざわざ少人数(8人)ごとに部屋分けしているとは・・・
少人数での相部屋であれば、同室の方のお顔も覚えられますし、
プライバシーも格段に守られますね。
通路にも直接面していませんので、通行する人と出くわしたり
通路の物音が気になったりと言った心配はなさそうです。
更に、少人数との相部屋は、イビキのひどい人や他人への配慮に欠ける人と
同室になる可能性も下げてくれる事でしょう。
それと、お部屋の中にはゴミ箱が設置されておりました。
わざわざゴミを外へ捨てに行かなくても良さそうです。
きっと船内を清潔に保つためなのでしょうね。
B寝台のベッドについて
こちらがB寝台の室内!もといベッドです!
何だかカプセルホテルみたい!(泊まったことないけど…)
「上下完全セパレート2段ベット」と言うらしいです。
2段ベッドなのですが、ベッド内は完全に閉塞された空間で
ベッドの上段下段は入れ違いになっており、プライベートな空間を意識した作りになっております。
ベッド内部です。
蛍光灯一本では暗そうに見えますが、
ベッド一台分のスペースにはちょうど良いです。
むしろ眩しいくらい!
それと、ベッドの側面に小物入れの金網が付いています。
携帯や財布を置くぐらいしか使用用途は無さそうです。
蛍光灯の下にはコンセントが付いていました。
これで充電問題は解決ですね!
他にはお風呂への入浴の際に使用したタオルを乾かすためのハンガーがありました。
そしてこのベッド、外から見えないようにブラインドを下ろす事ができます。
しかも内側から鍵が掛けられるんです!
外の明かりもこぼれてきませんし、
相部屋でありながらもプライベートな空間を確保できます。
B寝台、相部屋と快適さに天と地ほどの差があります笑
コスパ抜群!
万年金欠で相部屋は怖い私には
とても嬉しい客室でした!
B寝台の収納性
残念な事に、B寝台にはカバン等をしまえる収納スペースはありません。
強いて言うのであれば、ベッドのの外にある救命胴衣が入ったキャビネの上に荷物を置くことができます。
少々不便ですが盗まれたくないものは肌身離さず持ち歩くかロッカーに預けましょう。
貴重品ロッカーは無料ですが、
普通のロッカーはお金が返ってこない200円ロッカーでした。
少々使いづらいですが、頻繁に出し入れしない荷物であれば利用する価値はありそうですね。
欲を言えば、荷物を出し入れできる様に電子ロッカーか無料にして欲しいです。
B寝台の就寝環境
寝やすいか寝にくいかは一番重要ですよね。
結論から言えば、まあ寝にくいです。
①振動・揺れ
船なので揺れるのは当然なのですが、
それに加え近くにある機関室のエンジンによって細かく振動します。
慣れればあまり気になりませんが、
デリケートな方は機関室から遠いS寝台を利用したほうが良いかもしれません。
②騒音
機関室が近いため、エンジン音が結構うるさいです。
相部屋なので他人のイビキだって考えられますし、
夜遅くまでゴソゴソしている方もいるかも知れません。
そのため耳栓は必須だと思いました。
私は耳栓が無かったら眠れなかったです。
③明かり漏れ
通路の明かりはブラインドカーテンがしっかり防いでくれます。
蛍光灯を消せば真っ暗なので、明かりの漏れは問題ない様に感じました。
④温度調節
睡眠時の温度調節に関しては、ベッドに掛け布団が一枚付属していました。
室内の空調は寒めだったので、よっぽどの暑がりで無ければ問題ないです。
寒がりさんは掛け布団で調整してねって事なんでしょうね。
それにどうしても寒いときは太平洋フェリーのスタッフさんに相談すれば
何とかしてくれるでしょう!
B寝台のOA環境(電波が入るかは入らないか)
航路の関係上、携帯の電波は全く入らないものだと思っておりましたが、
NTTの電波は殆どの時間帯で受信しておりました。
船内には合計で7デッキあり、B寝台は5デッキにあります。居住区では最下層に位置します。
そのため、携帯の電波は上層(6,7デッキ)と比べると入りづらく、
6デッキではアンテナビンビンであったのに
5デッキのB寝台に戻ると圏外なんて事がよくありました。
もし電話をしたり、ゲーム・ネットワークに繋ぐ必要のある作業をするときには
6デッキにあるラウンジを利用(無料)したほうが良さそうです。
ラウンジは壁沿いの席には全てコンセントが付いていました。
ありがたやありがたや!
最後に
B寝台の料金設定が二等客室と一等客室の間、その値段設定から
睡眠時のプライバシーを確保できるかを心配をしておりましたが、
B寝台の構造上、外から覗かれる心配が無かったのでかなり快適に過ごせました。
相部屋は絶対嫌な私ですが、B寝台は相部屋とは思えない快適さです。
閑散期に早割りで乗船する機会があればまたB寝台を活用しようと思いました!
今度は片道エアアジアでクルージングを目的に・・・