普段、中部国際空港(セントレア)を利用されている皆さんには、こんな経験ありませんか?
「安い航空券があるのに関空初だ・・・」
「この関空のフライトを利用したいのに乗り継ぎ便が無い・・・」
残念ながら、近距離である中部国際空港~関西国際空港を結ぶフライトはありません。
そのため自力で現地までの交通手段を確保する必要があります。
このページでは愛知県の名古屋から関西国際空港へ行き方をまとめました。
名古屋駅から関西国際空港まで移動する方法
方法は大別すると四種類あります。
- 近鉄を利用(安さ・快適を重視)
- 新幹線を利用(時間・快適を重視)
- バスを利用(安さを重視)
- 自家用車を利用(大人数での移動を重視)
上から順に、メリットデメリットを交えて説明させていただきます。
近鉄を利用する
安さをと気軽さを兼ね備えるのが近鉄特急です。乗車時間は長めになってしまいますが、名古屋から関空までの近鉄とバスの切符がセットで販売されています。詳細はコチラ
関西空港レール&バス片道特割きっぷ(名古屋⇔大阪上本町⇔関西国際空港)で特急券利用
片道料金:¥5,110(特急券追加購入)
所要時間:3時間10分(乗り換え時間は考慮せず)
※名古屋~大阪上本町:2時間20分 大阪上本町~関西国際空港:50分
ルートについて
近畿鉄道の特急を利用し名古屋⇒大阪上本町を移動し、大阪上本町でリムジンバスに乗り換え関西国際空港へ移動する方法です。
乗り換え回数一回で関空まで行けます。リムジンバスも30分に1本以上出ているため、結構気楽に行ける手段かと思います。
ただし、3時間以上を要してしまいます。そのため、平日ダイヤで名古屋駅を始発に乗車し、上本町で45分で乗換えたとしても関空への到着は10時になります。余裕を見て搭乗できるフライトは11時30分以降になります。
長所
往復¥10,000ほどで移動できる
切符の購入は一度だけで済む
短所
移動時間が長く到着時間が遅い
バスが渋滞で遅れるリスクがある
近鉄特急(近鉄名古屋駅⇔大阪難波駅)+南海電鉄(南海なんば駅⇔関西国際空港駅)
片道料金:¥5,180(近鉄は特急を利用)
所要時間:3時間9分(乗り換え時間は考慮せず)
※名古屋~大阪難波:2時間25分 南海難波~関西国際空港:44分
ルートについて
近畿鉄道の特急を利用し名古屋⇒大阪難波を移動し、大阪難波駅で南海電鉄の急行(なんば駅)に乗り換え、関西国際空港へ移動する方法です。
乗り換え回数はこちらも1回ですが、南海電鉄のなんば駅が近鉄の難波駅から離れているため少し歩かなくてはなりません。
こちらのルートは金券ショップを利用すれば、運賃を¥500ほど安くすることが出来ます。ただこちらも"関西空港レール&バス片道特割きっぷ"と同様、搭乗できるフライトは11時30分以降になります。
長所
往復¥10,000ほどで移動できる
短所
移動時間が長く到着時間が遅い
難波駅での移動で少し歩く必要がある
新幹線を利用する
やはり移動は新幹線が速いです!
新幹線(名古屋駅⇔新大阪駅)+特急はるか(新大阪駅⇔関西国際空港駅)
片道料金:¥7,610
所要時間:1時間46分(乗り換え時間は考慮せず)
ルートについて
名古屋駅より新幹線のぞみ号を利用し新大阪へ移動、新大阪で特急はるかに乗り換えて関西国際空港へ向かうルートです。
名古屋を7時に出発しても9時17分に関西国際空港に到着することができ、10時30分以降のフライトに搭乗することができます。
長所
所要時間が短く乗換も1回、しかも同じ駅構内なので一番楽なルート
短所
運賃が往復で近鉄よりも¥5,000ほど高くなる
新幹線(名古屋駅⇔新大阪駅)+JR(新大阪駅⇔大阪駅)+リムジンバス(大阪駅⇔関西国際空港駅)
片道料金:¥7,380
所要時間:1時間44分(乗り換え時間は考慮せず)
ルートについて
名古屋駅より新幹線のぞみ号を利用し新大阪へ移動、その後JR京都線に乗り換えて大阪駅まで移動し、大阪駅(新阪急ホテル南玄関前)から出ている関西空港行きのリムジンバスを利用する手段です。乗換回数は2回ですが、鉄道を利用した移動の中では関西国際空港へ最も早く到着することが出来ます。
平日、休日共に新幹線の始発に乗車すれば8時40分に関空へ到着することが出来ます。そのため近鉄特急よりも少し早い10時以降のフライトに搭乗することができます。
長所
鉄道を利用する移動手段としては最早で関西国際空港に到着できる
短所
運賃が往復で近鉄よりも¥5,000ほど高い
乗換回数が多く、大荷物では移動が大変
夜行バスを利用する
残念ながら愛知県から関西国際空港へ直行する路線はありません。JR大阪駅で一度乗り換える必要があります。
夜行バス(愛知県内⇔大阪駅)+リムジンバス(大阪駅⇔関西国際空港)
片道料金:¥5,050(名古屋⇔大阪のバスを¥3,500と仮定)
所要時間:7時間20分(乗り換え時間は考慮せず)
ルートについて
名古屋駅から夜行バスを利用し、大阪駅まで移動、大阪駅(新阪急ホテル南玄関前)から出ている関西空港行きのリムジンバスを利用する手段です。
6時大阪駅到着で、そこからの乗換時間を40分考慮しても7時30分に関西国際空港に到着できるため、8時30分以降のフライトに搭乗することができます。
長所
早朝便に乗ることができる
結構安い
短所
出発前から疲れてしまう(7時間も車内に缶詰)
自家用車を利用する
片道料金:ガソリン代+高速代+駐車場料金
所要時間:道路状況による
ルートについて
自家用車で関西国際空港まで行ってしまう方法です。公共交通機関ではフライト時刻に間に合わない場合や、家族やグループで旅行する方にお勧めです。
長所
好きな時間に空港へ向かうことが出来る
大人数で行けば安上がり
短所
関西国際空港の駐車場代が結構高い
自分で運転しなければいけないため疲れる
最後に
愛知県から関西国際空港へは青春18切符などの裏技手段を除き、往復で最低でも¥10,000は掛かってしまいます。
移動の手間も掛かりますのでそれらデメリットを考慮した上で関西国際空港発着の航空券を購入したほうが良さそうですね。