ニュージーランドでのプリペイドSIM購入方法について、実際にオークランド国際空港で購入してみるとかなり簡単でした!
しかしながらニュージーランドの観光客向けプリペイドSIMは契約日数30日~で結構割高、複数人で短期滞在の場合、ポケットwi-fiよりも高くついてしまいます。
まずはSIMとポケットwi-fiのどちらがおススメか、その次にプリペイドSIMのどのプランがオススメか、続けてどこで購入・設定できるかをオークランド国際空港(北島)、クライストチャーチ国際空港(南島)で購入することを前提に紹介させていただきます。
ニュージーランドではプリペイドSIMとポケットwi-fiどちらがおすすめか
まず初めに、ニュージーランドでは1つのSIM契約に¥2,300($29~)以上掛かってしまいます。他の国と比べて割高ですから、ポケットwi-fi(1日¥1,000ほど)も選択肢に入れた方が良いかもしれません。
まず初めにプリペイドSIMとポケットWiFi、どちらが旅行に適しているか検討してみましょう。
プリペイドSIMがおススメな方
- ニュージーランドで電話を利用したい
- 一人旅
- 現地店舗でやり取りができる
- 1週間を超えるような中長期滞在
- 帰国時に自身でSIMの交換ができる
SIMカードはスマートフォン1台に対し、1枚契約が必要です。二人で使用となれば料金も2倍、¥4,600を超えてしまいます。そのため、短期旅行ではプリペイドSIMの旨味が全くありません。
逆に一人旅であれば、SIMカードを現地調達できるため荷物も減り、料金も¥2,300ほどで抑えることができます。
ポケットWi-Fiがおススメな方
- 2人以上で行動する
- LINEとネットが使えれば十分
- 日本で契約しておきたい
- SIMの交換が不安
- SIMフリースマホを持っていない
- 短期旅行
ポケットWi-Fiの魅力は何といっても複数人で使える事です。何人まで、と言った制約はありません。
1人で利用しても10人で利用しても料金が変わらないので、複数人で行く場合は断然お得です。
まずはポケットWi-Fiについて紹介させていただきます。SIMの方が合っている方は下に飛ばしてください。
おススメするニュージーランドのポケットWi-Fi
おススメするWiFiはGLOBAL WiFiです。
例えば4G回線で4日間レンタル、安心補償パックミニへの加入で、何人で使おうと5000円以内で収まります。
下のバナーから購入するとレンタル料が5%オフ、自宅への宅配手数料が無料になります。
補償は良く目を通しておいてください。1日500円の補償ですと、ポケットWi-Fiの全額保証だけでなく、飛行機の遅延保証や私物携行金の損害補償、死亡保険(最大30万)まで入ってきます。Wi-Fiの補償にしてはハッキリ言って過剰、障害保険としては役に立たない中途半端な補償(保険)です。
私でしたら、加入するとしても"安心補償パックミニ"を選択します。
続けて本題のプリペイドSIMについてです。
ニュージーランドの通信キャリア
ニュージーランドには通信キャリアが3社と、MNVOが複数社あります。
通信キャリアは会社の規模順に
- Vodafone
- Spark
- 2 degrees
このうち、Vodafoneは通信エリアが最も広く(4G/LTEで国土の94%以上をカバー)
人口の98.5%をカバーしております。対極的に2 degreeは新興企業なため、空港での取り扱いが無かったりします。
ニュージーランドで購入するプリペイドSIMはVodafoneの「NZ Travel SIM」がオススメ!
ニュージーランドでプリペイドSIMを購入する場合は、
Vodafoneの短期滞在者向けプリペイドSIMプラン「NZ Travel SIM」がオススメなのですが、
なぜオススメなのかを順を追って説明させていただきます。
ニュージーランドの通信キャリア「Vodafone」をオススメする理由
2degreesは空港内に店舗が無く短期滞在者向けのプランが無いため、候補から除外します。
VodafoneかSparkは、両者ともにプランと料金が一緒なんです。(1GB:$29、3GB:$49)
なので正直、Vodafone・Sparkどちらでも良いのですが、
電波圏の広さではVodafoneが優勢なため、私はVodafoneをお勧めします。
Vodafoneの短期滞在者向けプリペイドSIM「NZ Travel SIM」について
Vodafoneには短期滞在者向けのプリペイドSIMプランがあり、NZ Travel SIMと言います。
パスポートとクレジットカードさえあれば、
プリペイドSIMを購入・使用開始できますので、お手軽さで考えるとダントツ便利。
Vodafoneはニュージーランドの全国際空港内に店舗を構えているため、空港で購入することが出来ます。
下の図はNZ Travel SIMのプラン一覧(2018年4月現在)
プラン(通信量) | 料金 | ネットワーク | 対応SIM | 利用期間 |
---|---|---|---|---|
1GB | $29(約2320円) | 4G/LTE(バンド3,7,28) | mini・micro・nano | 30日 |
3GB | $49(約3920円) | 60日 | ||
8GB | $99(約7920円) | 60日 |
このうち、1週間以内の滞在であれば、1GB、$29のプランで十分かと思います。
通信容量が1GBでは足りなくなった!なんて時はトップアップ(チャージ)をして通信容量を追加することもできますが、
1GB/$20と高くついてしまいますので、滞在日数・使用用途を明確にして選んでください。
補足
補足ですが、vodafoneには国内向けのプリペイドSIMプランもあります。SIMカードと使用開始月のデータがセットになって販売されている"A Kiwi Favorite $19"なんかは、750MB/28日で$19ですからお手頃に感じます。しかしながら長期間利用を前提とした国内向けのプランであるため、恐らく空港内にある店舗では取り扱っていないと思われます。私が覗いた店舗にはこのプランがありませんでした。
プリペイドSIM「NZ Travel SIM」の設定(アクティベート)方法
プリペイドSIMを買ったはいいが、設定できなくては持ち腐れですよね、
でも安心してください。Vodafoneの店員さんはSIMを交換・設定をしてくれます。
回線の開通を確認した上で料金の支払いを行いました。
他の方のブログを見てみても同様の対応を受けていますので、
この対応がデフォルトの様です。
已む無く個人で設定をする場合、
NZ Travel SIMのパッケージに設定方法が書かれています。
手順は以下の通り、
Step1.スマートフォンにSIMカードを挿します。
Step2.「777」に電話を発信し、アクティベートします。(通話料は掛かりません!)
プリペイドSIM「NZ Travel SIM」の中身
折り畳んだ厚紙にSIMカードが入っているだけで、詳細な設定の説明書等はありません。
裏面にはプリペイドSIM利用時に使える、ニュージーランドでの電話番号が記載されています。
私の場合は「021 0868●●76」です。
カードの中にはデータ容量のトップアップ(チャージ)方法が記されていました。
VodafoneのプリペイドSIM対応機種一覧
Vodafone公式サイトに4G/LTEに対応している機種の一覧がありましたのでコピペしておきます。
iPhone 7
iPhone 7 Plus
iPhone 6s
iPhone 6s Plus
iPhone 6
iPhone 6 Plus
iPhone SE
iPad Air 2
HTC One (M8)
HTC One M9
Huawei P9
Huawei P10
Microsoft Lumia 640
Sony Xperia E4g
Sony Xperia Z5 Compact
Samsung Galaxy S8
Samsung Galaxy S8+
Samsung Galaxy S7
Samsung Galaxy S7 edge
Samsung GALAXY Core Prime
Samsung GALAXY S5 (SM-G900i variant)
Samsung GALAXY Alpha
Samsung GALAXY Note 4
Samsung Galaxy Note 5
Samsung GALAXY Tab Active
Samsung Galaxy Tab A 9.7
Samsung GALAXY Tab S 10.5
Samsung GALAXY A3
Samsung GALAXY A5
Samsung Galaxy J5
Samsung Galaxy S6
Samsung Galaxy S6 edge
Samsung Galaxy S6 edge+
国内で準備するモノ(購入に必要なモノ)
使用するスマートフォン(SIMフリー/SIMロック解除済みのもの)
やはり利用するのであれば、普段使い慣れた端末が一番かと思います。
LINEやゲーム等のアプリも、普段使いのまま使用することが出来ます。
ただ、キャリアで購入したスマートフォンにはSIMロックが掛かっていますので、事前に購入したキャリア店舗でSIMロックを解除して貰いましょう。
因みにSIMフリーのスマートフォンはAmazonで安く販売しております。海外へよく行かれる方は一台あると便利ですよ。
パスポート
プリペイドSIM購入時に身分証明として提示が必要です。
現地の現金・クレジットカード
クレジットカードも現金(ニュージーランドドル)も使えます。
両替手数料の取られないクレジットで買ってしまいましょう。
SIMカード交換ピン
これが無いとSIMの交換ができません。忘れてしまうとかなり不便をしますので必ず財布に忍ばせておきましょう!
SIMカードを保管するケース・ZIPロック等
日本国内で使用していたSIMカード、無くすと悲惨です。かなり小さい物ですので無くさないように事前に対策を打っておきましょう。
SIMカード交換ピン付きで、こんな商品もありますよ!
iphoneの場合、AppleIDとパスワード
SIMカードを差し替える際にセキュリティ対策で、AppleIDとパスワードを聞かれます。私の先輩みたいに購入した後に「パスワードなんだっけ」なんて事が無いように・・・・・・
空港内でプリペイドSIMを購入できる場所(vodafone)
空港内にあるプリペイドSIMを購入できるVodafoneです。
オークランド国際空港
- 店舗の位置:国際線ターミナル到着ロビー
- 営業時間:4:00~25:00
オークランド国際空港の公共エリア(誰でも入れるエリア)は一直線ですので迷子になることは無いと思います。手荷物(スーツケース)を受け取って、公共エリアへ出たら左へ向かって下さい。公共エリアの一番左端にvodafoneの店舗があります。
ストリートビューもありました。到着エリア内の感覚を掴めると思うので、ぜひ見渡してみてください。
入国審査前(制限エリア)の免税店でも取り扱ってました。
クライストチャーチ国際空港
- 店舗の位置:到着ロビー(こちらを参照)
- 営業時間:8:00~18:00,22:00~26:00
ウェリントン国際空港
- 店舗の位置:到着制限エリア内
- 営業時間:8:00~13:30
最後に
私が訪れたvodafoneの店舗は、公式サイトに記載の無い制限エリアにある免税店でしたが、
店員の方が初期設定(アクティベート)から開通までを行ってくれました。
ですので英語一切無しの、プランを指差すだけで購入・使用することができました。
かなり簡単でそれほど時間も取られないので、ぜひニュージーランドを訪れる際は利用してみてください。