海外旅行での悩みの種の一つに両替があるかと思います。
「いつどこで両替しよう?」
「何円両替すればいいのかな?」
「一番安い両替商はどこだろう?」
「英語通じなかったらどうしよう・・・」
「この両替商は安全なのかな・・・?」
結局日本の空港で両替をしていくなんて方も多いかと思います。血眼になって何時間も掛け両替商を選定する位なら、高く付いても国内で両替した方が安上がりで安全ですもんね・・・
そんな方へぜひ知って頂きたい、余り知られていないですが大抵の国で安く両替できる方法があるんです。
それは・・・海外ATMでキャッシングローン
簡単に言えば、クレジットカードでお金を借りてしまう方法です。
「えええ!?借金するの!?利息で逆に高く付くんじゃないの!?」 って思う方もいらっしゃるかと思います。
でも利息(年率)とATM手数料が掛かる代わりに両替手数料が掛からないので安くなるのです。
メリット
- 一般的な両替手段の中で最も手数料が掛からない
- 両替のために大量の日本円を持ち歩かなくても良い
- 現地でお金が足りなくなってもいつでも引き下ろせる
- 盗難・紛失してもすぐに凍結すれば被害が最小限
デメリット
- ATMの操作を英語で行わなければいけない
- 現地でPINコード(暗証番号)を忘れたら終わる
- カードをスキニングされる危険がある
- クレジットの海外キャッシング枠が有限(カードの上限)
海外キャッシングローンはどのくらいお得なの!?各両替方法の比較
では一体いくらくらい安いのか、いくつかのパターンで比較してみます。
例えば今日の日付、2017/09/02で両替手数料を比較してみます。
※ATMの手数料、両替商でレート以外に掛かる手数料は計算から除外します。
日本円⇒マレーシアリンギット(RM)に両替
信頼度の低い通過への両替ではどうでしょう、
為替 RM1.00 JP\25.82
両替方法 | RM1当たりの 両替レート |
10,000円で交換できる RM |
両替10,000円当たりの 手数料 |
---|---|---|---|
為替(手数料無し) | \25.82 | RM387.30 | - |
Travelex(現金) | \30.12 | RM332.01 | \1,427 |
成田空港両替商 GPA(現金) | \29.79 | RM335.68 | \1,333 |
クレジットカード海外キャッシング*1 | \26.21 | RM381.57 | \148 |
*1 年率18%、30日後引き落としの場合
信頼度が落ちるマレーシアリンギットとの両替は、在庫を余り持ちたくない両替商が圧倒的に不利なようです。
10,000円で1,185円も差が出てしまいました。
圧倒的にクレジットカード海外キャッシングローンがお得
逆に、信頼度の高い通過ではどうでしょうか?
日本円⇒アメリカドルに両替
為替 US$1.00 JP\110.23
両替方法 | US$1当たりの 両替レート |
10,000円で交換できる US$ |
両替10,000円当たりの 手数料 |
---|---|---|---|
為替(手数料無し) | \110.23 | US$90.72 | - |
Travelex(現金) | \112.87 | US$88.60 | \234 |
成田空港両替商 GPA(現金) | \112.39 | US$88.98 | \192 |
クレジットカード海外キャッシング*1 | \111.86 | US$89.40 | \146 |
*1 年率18%、30日後引き落としの場合
信頼度が世界一高い通貨への両替ですので意外と現金での交換レートも良いですね。
10,000円で\46の差、辛うじてクレジットカード海外キャッシングローンの方がお得。
このように、世界各国どこへ行こうとも、クレジットカードをATMで使える国であれば両替について迷う必要が無いんです。
海外のどこでどうしたら使えるの?国内での準備と海外でのATM操作方法
しかしながら言語という壁が大きすぎるため、「よし!じゃあ海外でクレジットカードを使うか!」なんて思える方は少ないのでは無いでしょうか?でも安心してください。国内でそれなりに準備・練習をしておけばなんとかなります。
国内での準備
- 海外キャッシング枠の確認・・・海外キャッシングの利用枠がいくらあるのか、現地に行って引き落とせないでは困ってしまいますので必ず確認しておきましょう。
- 年率の確認・・・損をしないためにも利息がどのくらい掛かるのか、何日後に返済するのかを確認しておきましょう。
- PINコード(暗証番号)の確認・・・普段はサインで済ませる方も多いと思います。暗証番号を必ず確認しておきましょう。
- 裏署名の記入・・・クレジットカードの裏面に署名をしておきましょう。万が一盗まれたら悲惨です。私の母がそうでした。
- 引き下ろすための英単語のメモ・・・WITHDRAWAL(引き落とし)、EnterPIN(暗証番号入力)BALANCE(残高照会)等、詳しくはページ下「ATM操作手順」で解説致します。
- クレジット会社の電話番号・・・万が一クレジットカードを紛失・盗難したときにすぐ凍結できるようにしておきましょう。
国内・海外ですること
- 安全なATM探し・・・日本と同様スキニングされる危険もありますので、なるべくセキュリティがしっかりしている様な場所で引き落としを行ってください。人が利用している出来れば空港内や銀行のATMが良いです。クレジットカードの公式サイトに行けば国内で事前にATMの位置を把握することが出来ます。・VISA公式サイト ATM設置場所一覧 ・Mastercard公式サイト ATM設置場所一覧
海外のATM操作手順
ATMの使い方から言語選択方法まで、絵とパターンで詳しく書かれております。世界各国のATMの位置が全て記されていますのでこのサイトがかなり参考になります。
VISA公式サイト 海外ATMの使い方徹底ガイド
MasterCard公式サイト 海外ATM活用パーフェクトガイド
MasterCardの公式サイトには海外ATMのシミュレーターまであります。
シミュレーターを作った人には感謝感謝です。これは用語を覚えるためにも絶対やっておいた方が良いです。
私は英語が話せない、理解できないので旅行前に必ずこのサイトで操作方法を確認し、用語をメモして持っていきます。
最後に
私は海外に、国内の交通費と食費用に1万円しか持っていきません。海外で行動するときに所持している現金が少ないと、気が楽になれますよ。
財布を万が一に盗まれたらお金は戻ってきませんがクレジットカードはすぐに凍結してしまえば良いですもんね。