行き先によっては24時間座りっぱなりになる飛行機のエコノミークラス、現地へ到着するころには首や肩、腰に至るまで全身に疲労が走ります。
「旅行はこれからなのに、ヘトヘトだぁ・・・」
折角の旅行が台無しになってしまいますね。移動による疲労は最小限に抑えたいものです。このページでは、飛行機の機内で快適に過ごすための便利グッズ、そして番外編、私が必要ないと感じた定番便利グッズを紹介させていただきます。
飛行機の機内で快適に過ごす便利グッズ11選
防寒対策にカーディガン(上着)
行き先や天候、季節によらず、機内の空調温度は一定です。例えばJALであれば摂氏24°前後で空調が設定されています。
24°って結構寒いですよね、半袖半ズボンで機内へ乗り込んでしまえば寒くて眠れなくなります。そのため、行き先に関わらず防寒対策を取った方が良いです。(私自身も常夏のシンガポールへ長袖一枚で搭乗してしまい、凍える思いをしました)
ブランケットも寒さ対策には効果的ですが、羽織れないので手足の寒さをカバーするのが難しいです。さらにブランケットは荷物になります。
対しカーディガン等の上着であれば、現地のショッピングセンターや鉄道内でも空調に合わせて調整できます。カーディガン等の上着は必須と言っても過言ではありません。
※航空会社によってはブランケットの無料貸し出しサービスもあります。重ねて利用しましょう。
安眠のための耳栓
飛行機の騒音発生源は翼です。そのため翼の真横、翼の後ろにあるエコノミークラスは特に騒音がひどくなります。
うるさい中で寝付くの難しいですよね。それに眠れても気だるさが残るだけです。そんな騒音には耳栓がかなり効果的です。神経質な私でも、耳栓があればイビキのひどい深夜の漫画喫茶でも安眠することができます。
ただ耳栓を利用する上で一つ注意点があります。耳の形には個人差があり、高い耳栓ほど良いと言った訳ではありません。最初は色々な種類の耳栓を試してみるのがお勧めです。
因みに私は黄色がベストフィットでした。どうでもいいですねそんな情報 笑
安眠のためのフットレスト
足を上げて寝るのは気持ちいいですよね。車の助手席で足を上げて眠り、よく怒られています笑
それと同じでフットレストは快適性をグンと上げてくれ、膝や足裏の負担も低減してくれます。少々かさばってしまう事が難点ですが、飛行機の座席テーブルに吊るすだけで使用できる上、普段のデスクワークでも活用できるためおすすめです!
首痛対策のネックピロー
機内で眠ったりモニターを眺めていると首が痛くなってきます。挙句の果てには寝違えてしまう事も。首痛の原因は、首を固定できずに負荷が掛かり続けることにあります。
そこで首を固定してくれるのがネックピロー、寝違いなどによる首痛のリスクを下げることができる安眠グッズの一つです。
近年はネックピローの種類も増え、"手で押して空気を充填できるネックピロー"も出ていますので、人前でふーふーする必要もありません。また、ネックピローは普段使いも出来ますし、100均でも購入できるので試してみる価値は大いにあります。
参照⇒飛行機にネックピローは必要? 購入前に試してみましょう!
プライバシーのためのアイマスク
短距離便では必要ありませんが、長距離便で睡眠を必要とするときに顔を隠せるので便利です。
装着感を気にしないのであれば100均のアイマスクがベストバイです。薄くてコンパクトなので持ち運びにも便利だからです。安くて薄いため、遮光性が気になるかと思いますが、就寝時間帯には機内照明が落とされます。飛行機で使用する分にはアイマスクの遮光性能は必要無いです。100均であれば使い捨ても可能ですしね。
乾燥対策のマスク
機内の湿度はフライト時間が長くなればなるほど低くなり、機内の湿度は20%を切ってしまいます。閉じた空間で乾燥もしている機内は、細菌にとっては天国です。「しんどいけど飛行機のキャンセルが勿体無いから!」と発熱した状態で搭乗している人もいるかも知れません。
現地に到着したら風邪を引いていたなんてシャレになりません。マスクの持参と着用がおすすめです。
暇つぶしのための音楽再生プレーヤー
音楽再生プレーヤーはゲーム機やスマートフォとは違い、機内照明が落ちた後でも周囲を気にすることなく使用できます。眠れないときは音楽を聴き、寝落ちなんてことも。荷物になりませんし使い勝手も良い音楽プレーヤーは機内のお供にお勧めです。
Apple iPod nano 16GB 第7世代 2015年モデル シルバー MKN22J/A
暇つぶしのためのスマートフォン/タブレット
航空会社によっては機内モードでもスマートフォンの利用はNGなところもあるようですが、殆どの航空会社は機内モードにしていれば機内でも使用可能です。
カメラとして利用したり、映画や漫画を事前にダウンロードして入れておくのも良いですね。私は事前にゲーム(数独・マインスイーパー)を入れてオフラインで遊んでいます。同時に目的国の入国審査カードの記入方法をダウンロード・メモしておくと大変便利です。
入国審査カード記入のためのボールペン
ボールペンは快適グッズでは無いですが、あった方が絶対に良いです。機内で入国審査カードを書くときに必要になります。着陸前の暇つぶしと、入国の時間短縮に繋がりますので家から一本持って行きましょう。
電子機器を充電するためのモバイルバッテリー
主要航空会社(JAL/ANA等)には充電設備が備わっていますが、LCCでは航空会社によっては飛行機内に充電設備が備わっていないことがあります。
普段使いも出来るものなので購入して損は無いです。モバイルバッテリーは結構重量があるので、LCCを利用する場合には仕様用途に合わせた容量のモバイルバッテリー用意しましょう。
腰痛持ちのための腰ピロー
誰も分かってくれない孤独な闘い・・・腰痛です。
そこで活躍するのが腰用のピロー、お尻に当てがって使用する事で、腰に掛かる負担を分散してくれます。腰当てとしての利用だけでなく、ネックピローとしても利用できるのでお勧めの一品です。
定番だけど無くても困らない物
私が何度か飛行機を利用してみて余り必要無いなと感じた物を紹介します。あくまで私個人の意見ですので参考までにご覧ください。
スリッパ⇒厚手の靴下
長時間のフライトで靴をずっと履き続けていると足が蒸れてしまいます。そのためスリッパがあると便利なのですが、私は「洗濯すればいいや」とスリッパ代わりに厚手の靴下を利用しています。
本・ガイドブック等の書籍⇒結局読まない
暇つぶしには最適です。機内には読書灯もありますので、消灯の後でも読めます。ただし普段本を読む習慣が無い方は荷物になるだけですので持っていかない方がいいです。私は持っていった本を読んだことがありません笑
ゲーム機⇒消灯後には遊べない
暇つぶしには最適ですが、夜行便ではゲーム画面が他の方の睡眠の妨げとなってしまいます。それから普段からゲームをする習慣が無い方は荷物になるだけです。私は持っていったゲームを機内でやったことがありません。
水・お茶のペットボトル⇒サービスで配られる
一般航空会社(JAL/ANA等)の中長距離便であれば最初に飲用の水が入ったペットボトルをくれます。更にドリンクサービスもあるため飲み切れません。
対しLCCでは飲食物持込禁止な航空会社が多いです。変わりに機内販売で購入できますので、わざわざ制限エリア内の自販機で飲料水を購入して機内へ持ち込む必要は無いです。
最後に
便利グッズを揃えて快適性を向上しても、長時間椅子に座っていることには変わりありません。エコノミー症候群の原因は足に流れる血液の滞留です。すなわちフライト中に小まめに足をストレッチしたり、トイレへの移動時に足を大げさに動かしたりするだけでもフライト後の気だるさは軽減されるはずです。機内でも周囲に迷惑が掛からない程度に体を動かして体中に血液を循環を心がけましょう!
それでは良い旅を~!