マカオの鄭家大屋(マンダリンハウス)は富豪 鄭觀應(1842-1921年)によって建てられた豪邸です。
マカオで登録されている世界遺産の中でも最大規模という事から、どれだけの大豪邸である事かが伺えると思います。
とても中国らしい建物なので映画のロケでも頻繁に使われているようですよ!
今回はそんな鄭家大屋へ行って参りましたので、訪問記としてご紹介させていただきます。
鄭觀應(1842-1921年)について・・・
wikipediaより引用
鄭 観応(てい かんおう)は、清末から中華民国初めにかけての思想家・実業家。別名は官応。字は正翔、号は陶斎、羅浮待鶴人、慕雍山人、杞憂生など。洋務運動期の清の近代企業設立や経営に携わった。
鄭家大屋(マンダリンハウス)
それでは内部を散策してみましょう!
正面玄関
鄭家大屋への入口は1箇所のみ、広い道から一本奥に入った路地に面しております。
私は入口に別の観光客がいたため見つけることが出来ましたが、少し分かりにくい場所にあります。
正面玄関は狭く、とても豪邸とは思えない佇まい。
玄関を抜けると正面に窓口があります。
日本人は入場無料ですので、呼び止められたら日本人であることを伝えましょう。
轎道
窓口の横にある満月型の門をくぐると広い通路に出ます。
籠に乗ったまま住宅へ移動するための通路だそうです。
ところ狭しと立ち並ぶビルの裏にこんなに広いスペースがあったとは・・・
大花園と文昌廳
轎道を右にそれると大花園(庭園)と文昌廳に行くことが出来ます。
残念ながら大花園は荒廃により、正確な復元は出来なかったそうです。
文昌廳は博物館になっており、この家の歴史に関して紹介されています。
大花園から見た文昌廳。
入口はもちろん満月型!
パネルが展示されていますが、読めずに何も分かりませんでした(泣
文昌廳の上を見上げると建物に様々な装飾が施されています。
外観だけを見るとただのボロいお家ですが・・・内部から見ると立派な邸宅ですね。
中庭
庭園の他に中庭があります。こちらは大花園とは違い殺風景でした。
なんだか哀愁が漂っています
住居
住居の中にも管理棟など色々ありましたが、まとめて紹介させていただきます。
住居は2階建てになっており、1階・2階ともに見学が可能です。
2階への階段に気付かず、1階だけを見学して帰られる方が結構いました。
住居内に吹き抜けが2箇所あります。木漏れ日が眩しい!
寝室です。下が石畳、窓が鉄格子で何だか落ち付いて眠れなさそう 笑
階段で2階へ!木造の階段を靴を履いたまま登っていくのでちょっと怖いです(壊れそうで)
2階のお部屋、なんだかお洒落!
吹き抜けを囲う様に部屋が配置されているので、どの部屋もかなり明るいです。
電気が無い時代の知恵ですね!
お屋敷内で迷子になってしまいそうです。
建物内の路地
邸宅の周辺を囲い込むように路地が張り巡らされていました。
なんだか冒険しているみたいで面白かったです。
この路地の先には
お地蔵様がいました!
鄭家大屋の散策を終えて
セナド広場から離れているからか、あまり観光客がいませんでした。そのため施設内をのんびり周ることができ、まるで映画の中の世界に入り込んでしまったかの様。かなり見ごたえのある世界遺産ですので、時間に余裕のある方はぜひ立ち寄ってみてください。
でも何でマンダリンハウスなんだろう?
基本情報
施設名:鄭家大屋
営業時間:10:00~18:00(入場は17:30迄)
休業日:水曜日
入場料:無料
日本語ガイド:無し
参考サイト:http://www.wh.mo/mandarinhouse/en/