セントレアの建設ラッシュが続いていますね。2018年10月には予定より少し遅れて新商業施設「FLIGHT OF DREAMS」がオープンしました。そして来年には、現在建設中の3棟のホテルがすべて建て揃い、人工島内の客室数は3,000室を超えることになります。日本国内の空港としては他に例を見ない客室数です。
そして来年以降もセントレアの拡張計画は続いていきます。今後のセントレアからも目を離せません!
このページでは、現在計画・検討されている中部国際空港(セントレア)の拡張計画についてまとめました。
2019年4月以降 新ターミナルビルの開設
2019年の大目玉ですね!現在セントレア島内ではLCC向け新旅客ターミナルビルの建設を行っております。ターミナルは2階建て、チェックイン用の建屋とサテライトターミナルから成り、2018年にオープンしたばかりのFLIGHT OF DREAMSより空中回廊で繋がります。
新ターミナルビルの開業で年間旅客取扱数が450万人も増えるんですって!エアアジアジャパンを始めとしたLCC各社にグイグイ進出していただきたいですね。
現在では特設サイトもオープンしています。興味のある方はぜひ覗いてみてください。
2019年9月 愛知県国際展示場のオープン
2020年の東京オリンピックによる展示場不足を補うため、愛知県のセントレア人工島内に展示場の整備が計画されています。工事は既に始まっており、延床面積は60,000平方メートル、5つの区画から成ります。日本では東京ビックサイト、幕張メッセ、インテックス大阪に続く4番目の展示場になります。4番目で良かったの・・・?
私も来年以降、出張やお出かけでぜひ訪れてみたいです。
【以降は検討段階の計画を紹介します。】
第二滑走路増設
2018年の7月に政治・経済団体のメンバーからなる"中部国際空港二本目滑走路建設促進期成同盟会"より、自民・公明党、国土交通省へ向けて要望書が提出されました。
現在の滑走路の老朽化や今後増え続ける観光客に対応、24時間営業を視野に入れての計画です。リニア開業に間に合わせるため2027年度を目標としており、既に名古屋港の土砂処分場として、現在の滑走路西側を埋め立てる調査が行われているとのことです。
国際ホテルの誘致
詳細は不明ですが、愛知県有料道路運営権者によって150~300室規模の国際ホテルを誘致する計画だそうです。
クルーズ船の誘致
2018年より、愛知県は中部国際空港にクルーズ客船が停泊できるような岸壁の整備を検討しています。クルーズを楽んだ後は飛行機で帰ると言ったような、「フライ&クルーズ」が可能になります。参照サイト
あおなみ線のセントレア延伸
二本目滑走路の建設に伴い、アクセスの利便性強化も図らなければなりません。現在空港島へは名鉄か高速道路どちらかのアクセスになっております。過去には名鉄の架線が折れてしまったために、空港へ鉄道でアクセス出来なくなってしまった事もありました。
あおなみ線の延伸は、現在の終点である金城ふ頭から海底トンネル、もしくは橋脚で知多半島へ連絡するという一大プロジェクトです。2019年度から名古屋市によって検討調査が行われる予定です。
もし仮にあおなみ線の延伸が決まれば、名鉄名古屋駅の初心者泣かせな迷宮に入っていかなくても大丈夫になりますね笑
あおなみ線改札口の位置も分かりづらく大概ですが・・・参照サイト
常滑・空港島へのカジノ(統合型リゾート)建設
※写真はマカオのIRリゾート
2018年8月、県知事によって検討をしていく事が表明されました。
「空港島には住民がいないため治安統制がしやすい」「インフラが整っているため誘致レースで有利である」といった事が理由に挙げられるそうです。ホテルの客室数が多いため顧客を集めやすいかもしれませんが、中途半端だけは止めてほしいですね。参照サイト
最後に
空港島や常滑にはまだまだ沢山の更地が残っています。セントレアは今後、どの様な発展を遂げていくのでしょうか?検討中の計画を見ているとわくわくしてしまいますね!
そして施設としての魅力向上も大事だけど、LCCの便数をもっともっと増やしてほしいですね。残念ながら来年度の増便計画は今のところ見当たりません。新ターミナル開業に合わせて一気に増便されるのでしょうか?
今年2018年は、スカイマークの鹿児島便が増え、スターフライヤーも台湾へ就航しました。スターフライヤーは運賃的にJALと同じ客層を狙っているのですね、この値段ではキャセイやJALを使ってしまいます。セントレア発の台湾便はJAL、キャセイ共にガラガラでしたから共食いだけは避けてほしいです。
併せてどうぞ!