シンガポール

セントーサ島の隠れ名所「シロソ砦」 景色も歴史も大満足!

国の歴史が無いため観光資源が少ないと言われるシンガポールですが、
イギリスの植民地時代や日本の統治時代などの様々な史跡があちらこちらで残っております。

今回はリゾート島「セントーサ島」の端にある、
イギリス軍によって使用されていた沿岸要塞「シロソ砦」へ行って参りました。

このシロソ砦、近年改修されたようで、シンガポールの景色を眺めながら
上写真のスカイウォークを空中散歩することができます。

結構高いところに架かっています。

ゴンドラからの景色には及びませんが、スカイウォークからは
好きな景色を好きなだけ眺められるのです。

しかも、シロソ砦はセントーサ島の端っこで
観光雑誌の中でも端に目立たないように載っているため
ほとんど人がおらず、のんびりと時間を過ごすことが出来ます。

そして何と言っても入場無料!!

そのため歴史に興味が無い方にもオススメできる観光スポットです!

セントーサ島はカジノ・遊園地・プールから海水浴まで
ありとあらゆるレジャー施設が立ち並ぶリゾート島、
活気から離れて一息入れるには持ってこいですね。

 

 

シロソ砦までお散歩

まずはシロソ砦の場所です。

地図で見て分かるように、セントーサ島の端にあります。
しかし交通の便は非常に良く、シロソ砦へのアクセス方法は
モノレール「Imbiah Station」からケーブルカー・もしくは無料巡回バスがあります。

私は近年お腹の出が気になりますので、運動も兼ねてモノレール駅から
島の南側を歩いていきました。

島の南側は海岸になっており、シンガポール海峡を見渡せます。
インドネシアだって見られますよ~!海はタンカーだらけですが笑笑

船の要所、シンガポール海峡を睨むシロソ砦は
きっと重要な砦だったのでしょうね。

海水浴もできるみたいで観光客が水着で歩いております。
タンカーが目の前を行きかっていると、なんだか油とか流れていそうで
心なしか怖いです。この海入って大丈夫なの・・・?( ´,_ゝ`)

歩いているだけでも楽しいです!看板「Loading...」

爆発してまえ!突き進んでやるわい!

途中にはこんなお茶目な駐輪場も。ゴンドラ駅のすぐ横です。

 

シロソ砦

シロソ砦の看板には日本語表記がありました!
アンチ日本軍な施設ですもんね~(( ´∀`))

さあ歩くぞ~!下の地図の一番右側からスカイウォーク(水色のライン)を渡って要塞内に入ります。
地図を見る限り、沢山の史跡がありそうですね。見て周るのに時間が掛かりそうです!

 

入場料は無料です。トレッキングコースもありましたが、
エレベーターで一気にスカイウォークへ向かいます。

ういいいぃぃぃん

 

スカイウォーク

シロソ砦に入って最初のスポットが空中回廊「スカイウォーク」です!
かなり高いところに架かっています。

セントーサ島の端で周囲には何も無いので、ほぼ360°絶景です(ノω`)

海峡側を向けば沢山の船、良くぶつかりませんね笑

セントーサ島側を向けば海岸とゴンドラ

グローバルループにキッコロゴンドラ、なんか愛・地球博思い出すなぁ((´∀`*))

 

無料なので、なんだか得した気分です!

史跡に興味の無い方も、ぜひ足を運んでこのスカイウォークだけでも堪能してみてください。

 

要塞エリア

シロソ砦は先述の通り知名度が低く、
私が訪れたときは人が殆どいませんでした。

 

面白いことに、かなり沢山の施設が残っています。
こちらは弾薬庫ですって。

上の弾薬庫の上は砲台になっていました。
当時は大砲がシンガポール海峡を睨んでたんでしょうね、

平和な今は木が生い茂ってます。

そしてすぐそばに砲撃指令塔がありました。

 

指令所の中には・・・先客が!

蝋人形が不眠不休で日本の艦船を見張っていました。

日本語の説明文もありました。英語分かんないのでありがたい限り(( ´∀`))

艦船識別表が貼られており、左には「JAPANESE」とされています。
日本人の私が、当時の敵陣のど真ん中にいると考えるとなんだか感慨深いですね。

指令塔を後にし、奥へ進んでみます。

地図を見てても地形と施設が立体的だから迷子になってしまいます・゚・(ノ∀`;)・゚・

9.2インチ砲

ちょうど山に隠れるように、兵士が滞在する豪がありました。
日本の佐田岬でもこんな建物がありました。

佐田岬の史跡です。イギリスから技術を教わったんでしょうね。

 

4インチ砲台

砲台がこれだけしっかり残っている軍事施設、
私は始めてみました。

こんなところにも蝋人形がいます。
頑張って砲の装填をしていました。

因みに今も海峡に向けていくつかの砲台が設置されています。

これらの砲はゲームやプラモデルで見たことがあります。
まさか本物にお目に掛かれるとは!

一人でちょっぴり興奮していました笑

 

ふと砲台の下を見ると、階段がありました。
立ち入り禁止じゃないよね・・・?誰もいないからちょっと怖い。。

冒険心をくすぐられ、おどおどしながらも突入です!

びっくりした!ここにも蝋人形がいました!

要塞内のいくつかの施設は博物館として開放されており、
日本統治時代の様子などが展示されていました。

日本統治時代の新聞。シンガポールは日が照る南の国ということで、
当時は「照南島」と呼ばれていたそうです。

 

 

映画のワンシーンみたい。スープと缶詰がおいしそう!

何か写ってたらやだなぁ・・・本当に誰もいなくて怖かったです。

日本の史跡を巡っても、戦時の鉄不足を補うために何処もかしこも撤去されており
日本国内で砲塔を見ることは難しいですが、
ここはこれでもかと言うくらい並べられていました。

索道なんかもありました。流石にこれはレプリカでしょうか?

 

当時の寝室。ベッドにカーテン、天蓋がついています。
今こそお姫様を彷彿させるオシャレなアイテムですが。。

なるほど・・・ようは蚊帳なんですね・・・・・・

以上で一通りみて周りました!

残念ながら資料館は閉館時間になってしまい
内部を回ることができませんでしたが、
景色も良いですし、日本語解説や日本統治時代の展示も多く
英語が分からなくても当時の日本軍の凄さ・残酷さが分かるかと思います。

シロソ砦は一粒で2度美味しい、そんな観光スポットでした!

スポンサードリンク
スポンサードリンク

-シンガポール
-

Copyright© ひとり旅のセカイ , 2024 All Rights Reserved.