シンガポール

シンガポール国立博物館 日本語ガイドツアーに参加してきました。

こんにちは、10月に行ったシンガポール旅行で、シンガポール国立博物館へ行ってまいりました。

2017年現在も現地日本人ボランティアガイドさんが
博物館の案内をしてくださっているようなので、折角なので時間を合わせての訪問です。

よく与太話で、
「シンガポールには歴史が無い」
「歴史が浅い国家で観光資源を作るしかない」
なんて言われています。

しかし実際に博物館を訪れてみて
シンガポールの印象が少し変わりました。

なぜかというと・・・

シンガポールは過去、ポルトガル・オランダに占領され、
次はイギリスに植民地化、落ち着いたと思いきや日本に併合され、そしてまたイギリスの植民地。

独立のときもマレーシアに切り捨てられるなんて言う、確かに歴史は近代からなので浅いですが
かなり波乱万丈な歴史を辿っております。

 

一体シンガポールの国立博物館にはどのような展示があるのでしょうか?

 

シンガポール国立博物館(singapore national museum)について

この建築物が建てられたのは今から約170年前、
当時はラッフルズの図書館・博物館と呼ばれていたそうです。

今現在は国立博物館に姿を変え博物館内には歴史の展示を筆頭にシンガポールの文化・自然が紹介されております。

歴史博物館+科学博物館とでも言ったところでしょうか。

館内はルーブル美術館の様に、古い建物に現代建築で手を加えたような構造になっています。
とてもオシャレですね!でも新旧の通路が入り乱れているため迷子になりそう笑

 

シンガポール国立博物館のチケット購入方法とその種類

博物館入り口は吹き抜けになっており、その右手にあるカウンターで購入することができます。
週末は結構込み合います。日本語ガイドツアーはチケットを購入してからこちらのエントランスへ集合なので、
参加予定でしたら15分は早めにお越しになった方が良いでしょう。

購入するチケットの種類によって博物館内で鑑賞できる部屋が変わってきます。

博物館の入館料

常設展のみ
大人:$15
子供(6歳まで):無料

特別展のみ
大人:$18
子供(6歳まで):無料

常設展・特別展
大人:$26
子供(6歳まで):無料

ちなみに日本語ガイドツアーは常設展(1Fのみ)行われます。

 

営業時間・休館日

開館時間:10:00~19:00迄(ギャラリー毎に最終受付時刻があります)
休館日:無し

 

私は常設展・特別展のチケットを購入しました(下写真)。どのチケットを購入してもこれとは別にシールを渡されますのでそれを胸ポケット辺りに貼ります。博物館内ではそのシールが購入証明となり、各展示室の前に立つ係員に見せればギャラリーに入場できます。購入時に渡された下二つのチケットは使うことは無かったです。

 

因みにチケットは楽天グループのVoyaginでも購入することが可能です。

Voyaginでチケットを購入すると、メールにEチケット(電子チケット)が手元に届くので、それをシンガポール博物館のチケット売り場に提示するだけで引き換え可能。

シンガポール博物館は見学したいエリアによってチケットが異なるので、英語を使わずにチケットを購入できるのは便利です。

 

シンガポール国立博物館の日本語ガイドツアーについて

常設展(1Fのみ)は日本語ガイドがボランティアによって月曜日~金曜日の平日にエントランス左側集合で行われています。

私はガイド開始時間に3分ほど遅れてしまい、チケットカウンターのスタッフに
もう始まってるから追いかけてと言われ途中参加しました。

日本語ガイドツアー開始10分前くらいにはチケットを買って待機した方が良さそうです。

日本語ガイドツアーへの参加者は結構多く、10人ほどの日本人観光客が集まっていました。
ガイド参加者には集合時に首掛けのストラップが配られるようですが私は途中参加でしたので
ストラップを付けずに後ろから聞き耳を立てる形で参加しました。

盗み聞きしているようでちょっと恥ずかしいので
遅れないように行ったほうが良いですよ~笑

 

常設展について

Singapore History Gallery

日本語ガイドツアーで案内してくれるシンガポール博物館のメインギャラリーです。

14世紀、諸外国に支配される前のシンガポールから始まり、
国家として独立するまでの全ての歴史がここに展示されています。

これは現地の王族が支配されていた時代の物だそうです。

そして飛んでイギリス統治時代

日本軍統治時代 マレー作戦に使われた装甲車レプリカ

銀輪部隊の自転車。マレーシアの博物館にもありました。結構残っているものなんですね。
マレー作戦をご存知無い方は調べてみてください!

なかなかユニークな作戦ですよ、知り合いのおじいさんが銀輪部隊に参加しており、
当時は戦争はこんなに楽しいのかと思ったそうです。戦争は絶対に反対ですがね。

日本に侵略されていた期間は暗黒の三年と呼ばれていたそうで、
シンガポールは南の日が照る国「照南島」という日本名が付けられたそうです。

日本の戦争映画、どんな内容なのか気になります( ´,_ゝ`)

そして最後は独立後のシンガポールの展示です。
なんだか昭和時代の日本の家庭に似ていますね。

意外とあっという間に見終わりました。

最後にストラップを返して解散です。

シンガポールは歴史が時系列に展示されているため
最悪日本語ガイドが無くても分かりやすい展示内容でした。

日本語ガイドのおかげでだいぶシンガポールへの興味が深まりましたので
ボランティアの方には感謝感謝です。

 

 

ここからはその他の常設展を見学していきます!

Glass Rotunda

シンガポールの自然の歴史をテーマとしたエリアです。

このように片側に映し出された映像を螺旋状のスロープに沿って
ひたすら見ながら歩いていくだけのエリアです。

スロープを一番下まで降りるとプラネタリウムのような空間が広がり、
寝転がりながら花や木々の映像を眺めることができます。

音と映像で、とってもステキな空間でした。

小さいお子さんはかなり楽しめると思います。
科学博物館のような展示でした。

 

次の展示へ!

Life in Singapore

Life in Singapore は4つのギャラリーに分かれており、
現代・イギリス統治・日本統治の各時代の暮らしを展示してあります。

どのエリアの展示も蝋人形や当時の家具やティーカップ・衣装が並べられており、
パネルや映像による展示が多いです。見ていて疲れてしまうかもしれません。

口が悪いですが、展示するものが無く水増ししたような内容のエリアです。

 

日本統治時代だけ写真を撮りました。
当時シンガポールで使われていた教科書です。当時の日本語の授業を録音したものもありました。

当時の宝くじ

この展示室の雰囲気がシンガポールから見た日本統治時代を思い語っています。

 

 

特別展「WITNESS TO WAR」

戦争に関しての特別展示がありましたので見てきました。
2018年3月25日迄の展示ですので、既に終わってしまっています。

全世界の戦争に対しての展示ですが
シンガポールだからでしょうか、主に日本統治時代の展示がされています。

照南島時代の地図、今いるのはカンニング要塞辺りでしょうか?
セントーサ島が要塞島だったり現代の地図と重ね合わせるとなかなか面白いです。

当時の雑誌、マレー作戦について書かれていました。

シンガポールだけでなく他国の展示もありました。

展示を見ての所感
日本の戦争に関して展示されている博物館は、特攻平和会館・平和記念資料館等があります。どれも胸が痛くなるような展示ばかりですが、私は海外で日本がどんな残虐なことをしていたのか、中身をしっかり理解できていません。この博物館に来る前までは日本統治時代にシンガポール人全員を選別して反乱分子は皆殺しにしていたなんて知りもしませんでした。日本のTVでは人助けや英雄となった軍人・政治家の歴史秘話しか紹介されません。辻政信の悪行を知っている日本人が何人いるでしょうか?私は今後日本で起きた悲惨な出来事だけでなく、教科書に載っていない様な日本が海外へもたらさした悲惨な出来事も勉強すべきかもしれません。

 

最後に

最後にちょっと語ってしまいましたが、日本語ガイドに参加するとシンガポール国立博物館の魅力を数倍感じることができると思います。
英語わかんないですもんね笑 それでも日本に関しての展示や言語の理解が必要の無い展示も多く
日本語ガイドツアーに参加しなくてもそれなりにシンガポールの歴史を満喫できるかと思います。

 

参考サイト:http://nationalmuseum.sg/

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