シンガポールには4つの国立博物館がありますがその中でも比較的アクセスが良いシンガポール川沿いに佇む博物館、「アジア文明博物館」へ行ってきました。
アジア文明博物館について
中国の文化を中心に、アジア各国の伝統工芸品が展示されております。シンガポールは立地上どの時代でも交易の重要拠点であり、それ故に世界各国から様々な物品が集まりました。館内は博物館というよりも郷土資料館と言ったほうがしっくり来るような気もします。
アジア文明博物館の建屋は1906年に学校として建造され、日本統治時代は軍事本部、その後学校に戻り1997年からは博物館として利用されています。
チケットの購入方法・料金
正面玄関を入ってすぐにカウンターがあります。
入館料は以下の通り、
大人:$8
5人家族:$24
学生・お年寄り:$4
料金を支払うとシールを貰えるのでそれを胸に貼って館内に入場します。当日であれば何度でも入場できるようです。
残念ながら日本語ガイドツアーは開催されておりませんでした。
営業時間
月~木曜日:10:00~19:00
金曜日:10:00~21:00
土~日曜日:10:00~19:00
展示室と展示物について
展示室は2017年11月現在8つに分かれ、2017年の12月に新たに2展示室、2018年にも2つの展示室が追加公開される予定です。
館内は3階建て、立ち入り禁止の部屋が沢山あり、地図を見ずに歩くと迷子になります。
中国(唐)難破船エリア
1998年に発見された9世紀の難破船から引き上げた物品を展示しているエリアです。当時中国から輸出された陶器がひたすらと並べられ、時代から取り残されたような哀愁を感じました。
貿易エリア
様々な国の技術・思想が貿易によって合流し、いくつもの文化によって作られた工芸品が展示されているエリアです。趣向や技術を凝らした物品が多く、当時の職人の思いが伝わってきます。
宝石箱、寄木細工でしょうか、手がかなり凝っているように見えます。
キャビネット、足が面白いです。
ゲームに出てくる宝箱みたい((´∀`*))
中国陶器エリア
当時の中国の技術力・表現力の高さが展示物一つ一つから伺えます。
中国の学者エリア
中国の学者(有識者)にまつわる物品が展示され、当時の有識者が置かれた環境や使用していた道具等を見ることができます。
舞台芸術エリア
このエリアだけ他のエリアと雰囲気が異なり、先住民族の展示となっております。
参考サイト:http://acm.org.sg/