滬尾炮台は紅毛城の共通券で入場できる博物館の一つですが、淡水駅からは少し距離があることから、人影の少ない観光地です。
一人旅の際に足を運びましたので、散策記として紹介させていただきます。
滬尾炮台について
滬尾炮台は清仏戦争後に、海外からの外国船の侵攻を食い止めるため作られた砲台です。
ドイツ人技師を招いて作られたもので、ここ淡水を始め、基隆、高雄なとにも同様の砲台があります。
現在は残っていませんが、当時はイギリスから購入したアームストロング砲が4門据え付けられていたそうで、その行方は日本軍によって溶かされ、軍事利用されたのではと言われています。
滬尾炮台の場所・営業時間
紅毛城からは歩いて14分ほどのところにあります。
淡水河沿いを歩くことになるため歩いていても楽しいですが、帰りはバスを利用した方が便利かもしれません。
・営業時間
平日: 9:30~17:00
土日: 9:30~18:00
毎月第一月曜日と旧暦の大みそか・元旦はお休みで、4月~10月の間は夜8時まで営業しています。
・バスでの行き方、帰り方
滬尾炮台の前には836系統のバス停があり、9:00~18:00までの間、25分に1本のペースでやってきます。
滬尾炮台から淡水駅に帰る場合は滬尾炮台の道路を挟んで反対側にあるバス停、漁人碼頭へ向かう場合は滬尾炮台側のバス停で待ちましょう。
滬尾炮台 散策記
まずは写真正面にあるチケット売り場でチケットを購入しましょう。販売されているチケットは市立博物館の共通券、1枚80元です。滬尾炮台のみのチケットは販売されていませんので、「ワンチケットプリーズ」くらいの英語で購入できます。
因みに共通券で入れる場所は以下の通り。
- 紅毛城
- 小白宮
- 滬尾炮台
当ブログですべての施設を紹介しておりますので、併せてご覧ください。
既に切符をお持ちの方は、チケット売り場の人にチケットを見せてから入場しましょう。
滬尾炮台への入り口です。一人の女性がトンネルの中にいるのですが、比べてみるとその大きさが伺えます。
トンネルを抜けると・・・
四方を壁に囲まれた広場へ出ます。
元々は兵舎などがあったんですって。
中央広場を一周ぐるりと囲む壁には部屋があり、反時計回りに中を見学していきます。
何だかワインセラーみたいですね!
電飾も昔と同じ様に使われているみたい。
堅牢な作りにするため?レンガにびっしりとモルタルが塗り込まれています。
何だか怪しいトンネルが、どうやら砲座まで続いている様です。
独りぼっちだと少し怖いですね笑
人がいきなり出てくるとビックリします((
砲台の砲座へ出ました。
これは見張り台?
砲台全体が土塁で囲まれている様です。
砲台が大きすぎるが故に、歩いていても中々全体像を掴めませんでした。
なるほどこうなっていたんですね!
淡水の町から少し離れていますので、時間があればぜひ立ち寄ってみてください!