金瓜石は九份より更に奥へ進んだ所にある、金鉱山跡と日本統治時代の痕跡が色濃く残るエリアです。
九份行きの殆どのバスが金瓜石が終点になっており、名前を聞いた事のある方も少なくないはず。
今回は、魅力が沢山詰まった金瓜石の中でも、金色に輝く「黄金瀑布」や天空の城ラピュタを連想させる「天空之城 十三層遺址」を周遊する路線バス「891系統」について、利用の仕方や行き方について紹介します。
こんな所や
こんな所を観光できます!
通常はタクシーで4千~5千円支払って行くような場所ですが、このバスを使えばたったの15元で周れます。
金瓜石|891系統のバスについて
891バスは、以下の様なルートを通って、Aからアルファベット順に進みDで折り返し、反時計回りに巡回し、出発地点の金瓜石へ戻ります。
各主要観光地で追加料金無しで3~5分間降ろしてくれ、写真を撮ったり景色を満喫することが出来ます。
主な観光地は以下の通り
- B.景明亭
- C.黄金瀑布
- D.十三層遺址の絶景ポイント
運賃・時刻表について
運賃は一段票、金瓜石から乗車して金瓜石へ戻ってくるまでで15元です。乗り方については後述します。
時刻表は平日と休日でダイヤが異なります。
時刻表 | 金瓜石発 |
平日 | 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00 18:00 |
休日 | 10:00 10:30 11:00 11:30 12:00 12:30 13:00 13:30 14:00 14:30 15:00 15:30 16:00 16:30 17:00 17:30 18:00 |
キリの良い時間に乗車できると覚えておいてください。
時刻表や運行情報はコチラのサイトでタイムリーに更新されていますので、参照ください。
因みに金瓜石を出発してから戻ってくるまでの所要時間は40分ほどでした。
891系統バスの乗り方・行き方
891系統のバスは以下のバス停(金瓜石 黄金博物館)に停車します。台北発、九份・金瓜石行きの1062系統バスもこちらのバス停に停車します。
大きなバスが停まる中、一台だけ可愛らしいペイントの入った黄色いマイクロバスが停車しています。
このバスが891系統、金瓜石周辺を周遊するバスです。
バスの番号はバス正面の電光掲示板に出ていますので、心配な方は確認してみてください。
乗車したタイミングで料金を支払います。悠々カードをICカードリーダーにかざすか、運賃箱に15元を投げ入れましょう。(下車時はタッチ不要です)
そして、バスの運転手さんに声を掛け、
「ニーハオ!アラウンド!」と手をぐるぐるしながら周遊観光をする旨を伝えましょう。(観光地で停車してもらえる様に)
運転手さんは英語・日本語はNGなのでご注意ください。運転手さんから「アラウンド?」と聞かれたので、上記の方法で伝わると思います。
車内の様子、空いている様であれば前側に座った方が乗降しやすく便利です。
後は運転手さんのジェスチャーに従って、黄金瀑布や十三層遺址の絶景ポイントで降りましょう!
891系統バスを利用した周遊観光記
私が金瓜石へ訪れ、このバスに乗車したのは月曜日の午後2時、何を血迷ったのか九份から自分の足で走っての訪問です。
到着したのは2時の2分前、とりあえず停まっていたバスへ乗り込みます。
891と書かれたメモ用紙を見せながら
私「ニーハオ!ディスバス?」
すると笑顔でこのバスだよと指をさしてくれました。
次に運転手さんは腕をグルグルと回しながら
運ちゃん「アラウンド?」
私「イエスイエス!」
バスの扉が閉まり、私一人を乗せて出発です。
運ちゃん「悠々カードタッチ!」
私「OKOK!」
会話が成立しているとは言えないですが、何とかなりました笑
それからは、他のお客さんもいないという事で、グーグル翻訳を使って雑談をして観光ルートを周っていきました。
景明亭
バスの運転手さんがジェスチャーを交えながら中国語で何かを伝えてきます。
どうやらこの先にあるバス停「勸濟堂」で折り返してくる間、景色の良い景明亭で降ろしてくれるとの事、「景明亭の敷地内で待ってて」と言われ(感じ)ました。
なんで言葉が通じないのに言ってることが分かるんだろう、ジェスチャーって不思議!
いってらっしゃ~い!
これが景明亭です。
なんというか・・・絶景です。。。
海が黄金瀑布などからくる土砂で濁っていますね。凄い!
再び勸濟堂から戻ってきたバスに乗り込みます。悠々カードへのタッチは不要です。
それにしても道中も絶景や・・・
黄金瀑布
次に立ち寄ったのは黄金瀑布、運転手さんが手でカメラのジェスチャーをしてドアを開けてくれました。
タクシーが沢山停まる中、貸し切りバスから颯爽と登場です!
思っていたよりも大迫力でした。やはり地肌が黄金色で独特ですね!
さあここからは十三層遺址ゾーンへ突入です!
この正面にある建物が 十三層遺址の一番てっぺん。
陰陽海景觀台
十三層遺址の真上にある展望台です。バス停ではありませんが、少しの間停車してくれました!
灯台下暗しとはこの事、まさか自分が十三層遺址の上にいるとは思いもせず、景色を普通に満喫してしまいました。
普通に絶景ですもん。。。
再びバスへ戻り、どんどん下へ下っていきます。ここらへんの廃墟も日本統治時代に作られた炭鉱跡ですね。
哀愁が漂います
十三層遺址(水湳洞停車場)
元々は炭鉱の駅があった場所がバスの折り返し地点。
ここでは少し長めに停車をし、その間、十三層遺址の写真を撮りまくる事が出来ます。
さっきまでこの廃墟の天辺あたりを走っていたんですね。
因みに反対側には海があります。
再び同じバスへ乗り込み、黄金博物館のある金瓜石へ戻ります!
ここら辺一体は道が狭いから、バスの運転手さんは大変ですね。
以上、891系統バスの紹介と、黄金瀑布・十三層遺址への行き方でした!