沖縄には意外と沢山のお城があります。
観光地化として整備されていない荒廃したお城から観光地化され復元工事がなされているお城まで本当に沢山。
今回は「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として首里城と一緒に世界遺産登録された「中城城跡」へ行ってまいりました。
この「中城城跡」は、石垣と景観がとにかく凄いです!
中城城跡の場所
中城城跡は那覇市の北東に位置します。
お城の前には大きな無料駐車場がありますので、車でのアクセスが便利です。
いざ中城城跡へ!
中城城跡へ入るのは、入場料400円(大人)が必要です。
券売所で入場料を支払った後、まさかのカートでお城の反対側にある正門まで送迎してもらいます。
城内を歩く量が半分で済みますね、これは嬉しいかも!
気さくなおじさんと雑談をしながら5分ほどで到着です。
景色が綺麗です!流石はお城
正門に到着すると、順路の看板が立っていました。
それでは順路に沿って、れっつらごー!
世界遺産 中城城跡!
周辺を見渡した後、城内へ向かいます。
城内に入ると左右に高い石垣が・・・これは圧巻ですね!
日本軍豪跡
お城へ入ってすぐの石垣に穴が掘ってありました。
これは1945年に日本軍によって空けられた豪だそうで、城壁の奥に豪を彫ろうとして城壁の下部を爆薬で破壊したが、作業の途中で上層部から直ちに南へ移動するように命令があり作業を途中で中断したそうです。
そして運よく日本軍の中城城周辺への駐留期間が短かったとこから、中城城跡は戦火を間逃れたそうです。
沖縄戦の遺構は見ているだけで切なくなってきますね。
中城城 正門跡
これが正門跡です。
昔は門を囲う様に防御施設が建っていたんですかね?
正門を抜けるといよいよ城内です。
中城城 拝所
元々は戦うためでなく、信仰のためのお城(グスク)であったこともあり、城内には拝所が8箇所もあります。
首里遙拝所
雨乞いのための拝所
次は一の郭へ向かいます。
中城城 一の郭
一の郭には当時、正殿が建っていたそうです。
石垣に番号が付けられ、復旧工事が行われていました。
入場料はきっとこの工事費に当てられるのでしょうね。
石垣が茶色い!近年まで埋まっていたのですかね?
天気が良ければもっと良い眺めなんだろうなぁ
次は二の郭へ向かいます!
中城城 二の郭
一の郭が本丸であれば、二の郭は名前的に二の丸でしょうか、石垣が綺麗な曲線を描きながら積まれています。
次は西の郭を通ってウフガー(井戸)へ向かいます。
中城城 ウフガー
吸い込まれてしまいそう・・・怖いです!
ウフガーは、もともと城郭の外にあった水場を護佐丸(1440~1458年居城)が、城内へ水を取り込むため北の郭を増築して井戸を作ったと言われています。
これまでの発掘調査で、この井戸は16世紀以降に作られたものであることが判明しているそうで、詳しいことは定かではありません。
怖い怖い!早足で戻ります。
西の郭を抜け、北の郭へ
北の郭
三の郭
二の郭から眺めたし・・・そのまま通過
裏門
正門の反対にある裏門から外へでて、そのまま帰路に付きます。
城外から最後に全景をパシャリ。
当時の人はよく、こんなに沢山の石垣をこんな高台に積み上げましたよね。
感服いたします。
最後に
正門から入って裏門から抜けるまでの間、常に四方八方を石垣尽くしでした。
やはり本土のお城とは違った石垣の積み方ですので、本土の城とは違った魅力がありますね。
お城から見える景色もステキなオーシャンビューで、晴天だったらどんなに気持ちよかっただろうか、復旧の工事が終わったらぜひまた来て見たいお城でした。
グスク探訪ガイド 沖縄・奄美の歴史文化遺産〈城・グスク〉 /ボ-ダ-インク/名嘉正八郎
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